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ChatGPTでExcelのマクロを作成してみようChatGPT使いこなし術(2/2 ページ)

「ChatGPT」の基礎から応用まで、仕事や生活で役立てるためのTipsを連載で紹介する。

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マクロの実装方法を確認する

 マクロの実装方法についても、ChatGPTに尋ねれば教えてもらえる。プロンプトで「このマクロの実装方法を教えてください」と指示すると、「手順:~」として使い方の解説が出力されるので、これをたどりながら試してみよう。


「このマクロの実装方法を教えてください」に対するChatGPTの出力例

 ただし、この解説ではExcelのメニューに「開発」タブが既に表示されている前提で解説が表示されたので、「開発」タブの開き方を追加で調べなくてはいけない状態ではあった。実際には、以下の手順でマクロを実装することになるので、参考になれば幸いだ。

  1. 開発タブを表示させる(「ファイル」→「その他…」→「オプション」→「リボンのユーザー設定」→「開発」にチェックを入れて「OK」をクリック)
  2. 表示された「開発」タブを選択して、「Visal Basic」をクリック
  3. VBAのウィンドウが開いたら「挿入」タブから「標準モジュール」をクリック
  4. 表示されたエディタ画面に、先ほど生成されたVBAコードをコピー&ペーストして、ウィンドウを閉じる
  5. Excel画面の開発タブにある「マクロ」をクリックし、表示されたマクロを選択して「実行」をクリックする

 なお、先ほど生成したマクロのコードを試したところ、正常に期待した動作が実行された。無料版のGPT-3.5でもおおむね問題なく利用できるだろう。

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もともとのセルには関数が入力されていた

ChatGPTで作成したマクロを実行した(「開発」タブの「Visual Basic」で生成したコードを入力し、「マクロ」で選択して「実行」)

セルの入力内容が関数ではなく、出力結果の数値に変わったのが分かる
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