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スマホの保護フィルム/ガラスを“あえて貼らない”理由は?:読者アンケート結果発表ITmedia Mobile読者に聞く(1/2 ページ)

ITmedia Mobileでは読者アンケート企画として、スマートフォンの保護フィルム/ガラスについて聞きました。スマートフォンに保護フィルム/ガラスを貼っていると回答した人は76%の3258人で、貼っていないと答えた736人を大きく上回りました。少数派ながらコーティング剤を使用している人もいました。

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 ITmedia Mobileでは読者アンケート企画として、スマートフォンの保護フィルム/ガラスについて聞きました。9月26日から30日までアンケートを実施したところ、4286件の回答が集まりました。アンケートの回答数では、先日掲載したポケモンGOの記事が2167件で2位でしたが、それを2倍近く上回る件数で早くも更新しました。

 スマホの保護フィルム/ガラスは、多くの人が使っている、あるいは関心のあるテーマであることが分かりました。どれだけの人が、どんな目的で保護フィルム/ガラスを使っているのでしょうか。結果を見ていきましょう。


スマートフォンに保護フィルム/ガラスを使用しているかどうかを聞いた

スマートフォンに保護フィルム/ガラスを貼っていますか?

  • 貼っている……3258件(76%)
  • 貼っていない……736件(17%)
  • コーティング剤を使用している……244件(6%)
  • その他(具体的に)……48件(1%)
  • 合計……4286

スマートフォンに保護フィルム/ガラスを貼っていますか?

 スマートフォンに保護フィルム/ガラスを貼っていると回答した人は76%の3258人で、貼っていないと答えた17%の736人を大きく上回りました。スマホのガラスは以前よりも丈夫になったとはいえ、やはり画面が常に露出しているため、保護フィルム/ガラスは欠かせないという人が多いようです。6%の244件と少数派ながら、コーティング剤を使用している人もいました。

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 その他では、フィルムやガラス貼りながらコーティング剤も使用しているという万全対策派の人、保護ガラス一体型ケースを使用しているという人がいました。

保護フィルム/ガラスを使っている理由

 保護フィルム/ガラスを使う理由はやはり、ディスプレイの割れ、傷、破損を防ぐためが大半でした。「落としたときにフィルムが衝撃を引き受けてくれるので、画面が割れるリスクが減ると思っている」という意見に代表されるように、ガラス/フィルムを貼ることで、安心感が得られます。

 「本体のガラスに傷がつくと、修理に手間と時間がかかると考えるため。1000円くらいの投資で安心を買えるのであれば安いもの」「AppleCareに入っているので割安で修理はできるが、それでも修理の方が高い」というコメントの通り、キャリアやメーカーの保証サービスなしでガラスを交換すると数万円の費用が発生する場合がありますが、1000~2000円程度の保護フィルム/ガラスで守れるなら費用面でも安心です。

 「過去に落とした際、ガラスで保護できた」「保護ガラスに何度となく助けられているので」「液晶保護のため。何度かガラスフィルムが身代わりに割れたことがあるので」など、実際に効果があったという声もありました。

 「購入したばかりの端末の画面に傷をつけてしまったことがあったから」「貼ってないときに限って傷が入ったりするから」「剥き身で使っていて、誤って鍵と一緒にポケットに入れてしまい傷つけてしまった経験から」「保護フィルムを貼って無い状態で落としてディスプレイが破れて使い物にならなくなったことがあったため」といった苦い経験をしたという人も。

 「前はガラスコーティングしていたが古傷が着いたため、着いても剥がせるガラスフィルムに変えた」「前にコーティング材を使ったが、粉が出てきて、効いているのか分からなくなったので」など、コーティング剤から乗り換えた人もいます。

 純粋な画面保護以外では、売却する際の査定に響くから、という意見もありました。「なるべくきれいな状態をキープして機種変更時の下取り価格を高くするため」とある通り、画面が割れた状態ではジャンク品扱いになるため、高額で買い取ってもらうことはできないでしょう。

 他に「低反射タイプでギラつきを抑え、指紋を付きにくく、指の滑りをよくするため」「保護と指の滑りが気持ちいいため」「画面に指紋や脂がつくのが嫌なので」など、指紋が付くのを防ぎ、指の滑りがよくなることを目的としているという人もいました。「傷防止とノングレアのサラッとした指滑りのためにフィルムは必須。ちなみに割れ防止のためではないし、割れを防げるとは思っていない」という人も。

 保護フィルムには、特殊な加工を施すことでのぞき見を防止する機能を付加することもできます。「セキュリティのためのぞき見防止の保護フィルムを貼っている」「画面割れではなく、のぞき見防止のために、必ずスマホと同時に購入し、即時貼っている」など、画面保護だけでなく、のぞき見防止で使っているという人もいました。


保護ガラスを貼っている筆者のiPhone 15 Pro。1年以上貼っているが、画面スクロールや文字入力、ゲームの操作など問題なく利用できている。視認性も違和感ない

コーティング剤を使っている理由

 コーティング剤でもディスプレイを保護することができます。フィルムやガラスでなくコーティング剤を使う理由としては「ガラスフィルムだと、フチの段差が気になるから

」「ガラスコーティングだと、保護フィルムのように剥がれることがないから」「スマートフォンの設計デザインそのままで使いたいため(ケースも同様で非使用)」「フィルムを貼るとフチが汚れるのが嫌なのと気泡が入るのが嫌だから」などが挙がりました。

 コーティング剤は、見た目には何も貼っていない状態と変わらず、スマートフォンをそのままの姿で使いたいという人が多いようです。また、店頭で勧められたというコメントも多くありました。


100円ショップでも販売されているコーティング剤
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