スマホの「画面コーティング」は効果ある? やってはいけない機種もあるので要注意(1/2 ページ)
スマートフォンのディスプレイは保護フィルムで守っているという人は多いだろう。もう1つメジャーなものとしてスマホの画面コーティングがある。スマートフォンの画面コーティングに適した機種や、「やってはいけないこと」をまとめた。
スマートフォンのディスプレイは保護フィルムで守っているという人は多いだろう。ガラスやPETフィルムをはじめとした多くの種類が用意されているが、もう1つメジャーなものとしてスマホの画面コーティングがある。今回はスマートフォンの画面コーティングに適した機種や、「やってはいけないこと」をまとめた。
100円ショップでも買えるコーティング剤 どんな機種が適している?
画面コーティングは名の通り、スマートフォンの画面にコーティング剤を塗布して利用するものだ。塗布後にコーティング剤が硬化することで強度を高めたり、引っかき傷を防げる被膜へと変化したりする。画面保護フィルムと同様に「スマホを保護する」といった目的で利用される。
画面コーティングのメリットは、スマートフォンの機種を問わず利用できることだ。特に安価な画面保護フィルムを入手しにくいAndroidスマートフォンでは、フィルムを購入するよりもコーティングの方が安価に収まることもある。
かつての画面コーティングは高価な上、専門店で施工してもらう必要があったが、近年は一般消費者向けのコーティング剤も多く販売されている。最近ではAmazonや100円ショップでも販売されているなど、入手するハードルやコストは低くなりつつある。
画面コーティングは画面が曲面になっているエッジディスプレイや、画面縁が浮き出ているような2.5D加工がされているスマートフォンでは特に有利だ。この手の加工がされたガラスフィルムも存在するが、数は少なく高価だ。曲面部まで覆える柔らかい樹脂製のフィルムもあるが、こちらは貼り付けにくいものが多い。
直近ではモトローラの「motorola edge 50 pro」がエッジディスプレイを採用している。過去の機種では「Google Pixel 7 Pro」やシャープの「AQUOS R6」、サムスンの「Galaxy Note 20 Ultra」などが挙げられるなど、2年ほど前までは割と主流だったディスプレイ形状だ。
そのような場面では「塗るだけ」の画面コーティングはかなり簡単に利用できる商品だ。素人施工では塗りムラなどが気になる部分ではあるが、実際に使ってみるとそれ以上に手軽さが勝るように感じた。
画面コーティングはガラス製のスマートフォンの場合、背面パネルなどにも利用できる。画面保護フィルムと違って背面を保護するものは少ないため、機種を問わず利用できるコーティング剤はスマホの背面保護という意味では幅広く使える。
画面コーティングは直接画面に塗り込むため、画面がガラスであればハードウェアや画面サイズは問わない。タブレット端末などはもちろん、Apple Watchをはじめとしたスマートウォッチでも利用できる。特にさまざまな場所に接触する可能性が高く、防水用途で水回りなどでも利用されるスマートウォッチは、このようなコーティング剤と相性がいい。
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