「Xiaomi 14T/14T Pro」は何が進化したのか ライカのカメラ搭載で10万円台から、国内スマホシェア3位でさらなる攻勢を(3/3 ページ)
Xiaomiのハイエンドスマートフォン「Xiaomi 14T」と「Xiaomi 14T Pro」が日本で発売される。ライカと共同開発したカメラを搭載しており、独自のAI機能や急速充電にも対応する。国内のスマートフォン出荷シェアで3位になり、これら2モデルでさらなる攻勢をかける。
国内スマホ出荷シェアで3位に Xiaomi Storeの展開にも期待
Xiaomi 14T/14T Proをはじめ10月10日に発表した製品群のコンセプトとして、Xiaomiは「Your Daily Hero」を掲げる。これは、「ほとんどのシナリオをこなせるパートナーのような製品が欲しいという声」(Xiaomi Japan大沼彰取締役社長)を受けて設定したもの。Xiaomi 14T/14T Proは「ヒーローパートナーと呼べるスマートフォンは何かを考えた」結果、生まれたモデルであり、「皆さんが欲しい機能のほとんどが搭載されている」と大沼氏は自信を見せる。
調査会社のCanalysの発表によると、Xiaomiのスマートフォン出荷台数は、2024年第2四半期(4月~6月)に国内第3位に浮上したという。シェアは6%に上り、前年度から359%増と大きな成長を果たした。
Redmiシリーズでローエンドからミッドレンジをカバーし、Xiaomi UltraやTなどでミッドハイ~フラグシップをカバーする。10月17日には、1万円台からのローエンドモデル「Redmi 14C」も発売。こちらは機能や性能で多くを求めず、価格の安さを重視する人に向く。Redmi、Redmi Note、Xiaomi T、Xiaomi Ultraという4つのレンジをそろえることで、さまざまなニーズに応えていく構えだ。
Xiaomi Japanは東京都渋谷のPARCOにポップアップストアを展開しているが、好評を受けて11月4日まで延長する。2024年、スマートフォンを除いても50以上の製品をXiaomi Japanは発表しており、これだけの数の製品を俯瞰(ふかん)して見てもらうには、専門店の存在は欠かせない。海外で展開している「Xiaomi Store」を日本で展開する日も近そうだ。
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