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AndroidとPixelに11月の月例更新 悪用の可能性ある脆弱性2件も修正
Googleは11月のAndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートを公開した。セキュリティ関連では「重大」1件と「悪用された可能性のある」2件の脆弱性を修正。Pixelでは問題の修正と改善も行われた。
米Googleは11月4日(現地時間)にAndroidの、6日にPixelの月例ソフトウェアアップデートの11月版を公開した。Pixelシリーズではセキュリティ修正に加え、幾つかの問題修正と改善も行われる。
セキュリティ関連は、Android全体では「重大」1件と「限定的かつ標的を絞った悪用が行われている可能性がある」2件を含む46件の、Pixelでは3件の脆弱(ぜいじゃく)性が修正される。
重大な脆弱性は、Qualcommのクローズドソースコンポーネントに影響を与えるものとなっている。
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Pixelシリーズのバグ修正と改善は以下の通り。()でモデル名が表示されていないものはPixel 9シリーズのみが対象だ。
- Bluetooth:特定の状況下でBluetooth範囲の問題の修正
- カメラ:特定の状況下でカメラ間をズームするときにカメラの傾きがみられる問題の修正
- ディスプレイとグラフィック:特定の状況下で白い点が点滅する問題の修正
- ディスプレイとグラフィック:特定の状況下で画面の明るさがちらつく問題の修正(Pixel 8aのみ)
- センサー:特定の状況下で「明るさの自動調節」がアクティブにならない問題の修正
- タッチ:特定の状況下でキーボードの閉じるボタンを押す際の問題の修正
- ユーザーインタフェース:特定のUIトランジションとアニメーションのパフォーマンスと安定性の全体的な改善(Pixel 6以降のすべてのモデル)
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