歩くだけで「江戸城再建」に寄付できる ジオテクノロジーズが「江戸城再建WALKERS」提供
ジオテクノロジーズが12月16日、歩くだけで江戸城再建に貢献できるというアプリ「江戸城再建WALKERS」を提供開始した。このアプリを使用して歩くと、1000歩ごとに「銭貨」と呼ばれるコインを1枚獲得できる。全ユーザーが獲得した銭貨の総額に合わせて、アプリ内のアニメーションが変化し、江戸城が再建されていく。
ジオテクノロジーズが12月16日、歩くだけで江戸城再建に貢献できるというアプリ「江戸城再建WALKERS」をiOSとAndroidに向けて提供開始した。利用料金は無料で、アプリ内課金や広告表示は行わない。
このアプリを使用して歩くと、1000歩ごとに「銭貨」と呼ばれるコインを1枚獲得できる。全ユーザーが獲得した銭貨の総額に合わせて、アプリ内のアニメーションが変化し、江戸城が再建されていく。
それだけでなく、実際の江戸城再建につながる仕掛けも用意。アニメーションは13段階あり、1段階クリアするごとに、ジオテクノロジーズから認定NPO法人「江戸城天守を再建する会」に10万円が寄付される。アプリでは、寄付予定額や累計寄付額、獲得銭貨の週間ランキングを確認できる。また、再建のための請願署名も行える。
1657年の明暦の大火で消失した江戸城を再建すべく、江戸城天守を再建する会がプロジェクトを主導している。再建には約500億円がかかるといわれている一方で、江戸城再建によって1年で1000億円もの経済効果があるとの試算もある。それだけでなく、国民の誇りと文化的なアイデンティティーを高め、日本の文化と伝統を未来へ継承することにもつながる。
こうした江戸城再建プロジェクトの理念に、ジオテクノロジーズは共感。同社が提供している、歩数や移動距離に応じてポイントがたまるアプリ「トリマ」でのノウハウを生かし、健康維持と江戸城再建の支援を可能にする本アプリの開発を決めた。このアプリを通じてプロジェクトの認知拡大を目指す。
ただし、ジオテクノロジーズ1社のみでは約500億円もの再建費用は捻出できないため、賛同企業や団体を募り、運営資金や寄付の協力を広げる取り組みも行っていく。また、ユーザーの意見を取り入れたアプリの機能拡充も予定している。
アプリのリリースを記念したキャンペーンも実施する。アプリ内の請願署名ページで署名をすると、コミック「江戸城再建」1~3巻のセットを、原作者、黒川清作先生のサイン入りで100人にプレゼントする。応募締め切りは2025年3月31日まで。
関連記事
撮影した写真で“ポイ活”できる「GeoQuest」提供開始 ためたマイルはポイントや現金に交換可能
ジオテクノロジーズは、無料アプリ「GeoQuest」を提供開始。ユーザーはビルやコインパーキングなど出題された施設の写真を撮るとマイルがたまり、同社はアプリを通じたリアルタイム情報でデジタル地図をスピーディに更新していく。移動するだけでマイルがたまる インクリメントPがポイントアプリ「トリマ」開始
インクリメントPは移動した距離に応じてマイルがたまり、マイルを電子マネーやポイントに交換できるポイントアプリ「トリマ」のオープンβ版をリリース。獲得したマイルなどのデータは正式版に引き継げる。乗換NAVITIMEが乗換検索エンジンをチューニング 「早く歩くと1本前の電車に乗れる」ルートを提案
ナビタイムジャパンが「乗換NAVITIME」にて、乗換検索エンジンのチューニングを実施。少し早く歩くと早く到着するなどのルートがある場合に、通常の検索結果(4ルート)に加えてルート一覧に表示する。Agoop、歩くだけでポイントがたまるウォーキングアプリ「WalkCoin」のAndroid版をリリース
Agoopがウォーキングアプリ「WalkCoin(アルコイン)」のAndroid版をリリース。歩くだけでポイントがたまり、ためたポイントでプレゼントが当たる抽選に参加できることが特徴で、iOS版はすでにサービス開始済み。歩くだけでポイントがたまる Agoopがウォーキングアプリ「WalkCoin(アルコイン)」を公開
位置情報を使ったビッグデータ事業を行っているソフトバンクの子会社が、新たな事業としてウォーキングアプリの提供を開始する。歩くとポイントがたまり、ためたポイントでプレゼントの抽選に参加できる仕組みだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.