JR西日本ら鉄道7社、スマホQRかざして改札通過 1月19日から コード読み取り必要な駅も
関西圏で主要路線を持つ、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)などの鉄道7社を運営主体とする関西MaaS協議会は1月8日、QRチケットサービスの詳細を発表した。19日から提供する。スマートフォンのQRコードで改札を通過できる。
スマートフォンのQRコードで改札を通過できる──関西圏で主要路線を持つ、西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)などの鉄道7社を運営主体とする関西MaaS協議会は1月8日、QRチケットサービスの詳細を発表した。19日から提供する。
本サービスの利用者は「KANSAI MaaS」サービス、海外の旅行会社で企画乗車券を申し込み、発行された乗車用QRコードを使用して、自動改札機を通過できる。
乗車用QRコードはスマートフォンのディスプレイに表示できる。QRリーダーが設置されていない駅の改札口では利用者が改札付近に掲示されたQRコードをスマートフォンのカメラで読み取り、それを係員が確認して改札を通過する。
19日時点でのサービス提供エリアは、JR西日本の近畿圏在来線駅で、新幹線乗換改札口など、一部利用できない改札口がある。エリアは3月中旬以降、準備が整い次第、拡大していく。
これを記念し、関西圏で主要路線を持つ、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、近鉄グループホールディングス、京阪ホールディングス、南海電気鉄道、JR西日本、阪急電鉄、阪神電気鉄道の鉄道7社は、1日乗り放題となる「KANSAI MaaS ワンデーパス」を1月27日から3月27日まで販売する他、Osaka MetroとJR西日本の路線を乗り渡れる「大阪スマートアクセスパス」を1月10日から10月31日まで販売する。
鉄道7社は、2025年4月に開幕予定の大阪・関西万博(大阪・関西国際博覧会)を契機に、関西を訪れる国内外の観光客や訪問者に対して、便利な移動手段を提供したい考えだ。
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