速報
AndroidとPixelに2月の月例更新 悪用されている可能性のある脆弱性も修正
Googleは、AndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートの2月版を公開した。実際に悪用されている可能性のある脆弱性にも対処する。Pixelではバグ修正と改善も行われる。
米Googleは2月4日(現地時間)、AndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートの2025年2月版を公開した。Pixelシリーズではセキュリティ修正に加え、バグ修正と改善も含まれる。なお、Pixel Watchに関してはバグ修正や改善の告知はない。
セキュリティ関連は、Android全体では「致命的」1件を含む47件の脆弱性が、Pixelでは「高い」1件の脆弱性が修正される。Android全体では、実際に悪用されている脆弱性も修正される。
悪用されているという脆弱性「CVE-2024-53104」は、USBビデオクラス(UVC)ドライバと呼ばれるカーネルコンポーネントにおける権限昇格が問題となっている。Googleは、「限定的かつ標的を絞った悪用を受けている可能性があるという兆候がある」としている。
advertisement
また、「致命的」とされている「CVE-2024-45569」は、QualcommのWLANコンポーネントの重大な欠陥で、これもメモリ破損につながる可能性があるとしている。
Pixel端末のバグ修正と改善は以下の2点。Bluetoothについての修正の対象は、Pixel 9シリーズのみだ。
- 特定の条件下で、「Android Auto」で生じるオーディオ出力の問題の修正
- 特定のBluetooth端末や周辺機器が不定期に接続できなくなる現象の修正
関連記事
iPhoneとAndroid、どちらを使っていますか? その理由は?
スマートフォン本体を購入検討する上で、最初に決めなくてはいけないのがiPhoneか、Androidスマートフォンかという選択です。あなたは現在、どちらを使っていますか?「Pixel 8 Pro」の整備済品が10%オフの8万1900円に:Amazon スマイルSALE
Amazon.co.jpで2月3日23時59分まで実施している「スマイルSALE」にて、Googleのスマートフォン「Pixel 8 Pro(128GB)」の整備済品がセール対象になっている。Android 16のパブリックβ1リリース Pixel 6以降で試用可能
Googleは、次期モバイルOS「Android 16」の最初のパブリックβ版を公開した。Pixel 6以降のPixelシリーズにインストールできる。一般ユーザー向けの新機能もいくつか試せる。AndroidとPixelに今年最初の月例更新 「Pixel 4a」に異例のアップデート
Googleは1月のAndroidとPixelの月例ソフトウェアアップデートを公開した。Androidでは危険度が最高の「重大」6件を含む多数の、Pixelでは「重大」1件の脆弱性を修正。また、サポート終了の「Pixel 4a」に異例のアップデートも。Androidスマホが“短命”なのは過去の話? OSアップデートが長期化されたワケ
AndroidスマートフォンはOSアップデートが早期に打ち切られ、短命という認識は過去のものになりつつある。サムスンやGoogleは最大7年のOSアップデートを公表している。他社との差別化を図る以上に、各国の法規制に対応するための措置という側面があるようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.