まとめ

「空飛ぶクルマ」から「走るごみ箱」まで 大阪・関西万博で“未来の乗り物”を見てきた 広い会場の移動手段も紹介(3/3 ページ)

万博の見どころは世界中の国々や地域、また日本が力を入れる文化や技術をアピールしたパビリオンやイベントなのは確かだ。だが、それに加えて万博会場は広大な実証実験の場「未来社会ショーケース」として、最先端のモビリティやロボットなどを来場者が実際に体験できる場にもなっている。この記事では、万博会場やその外で見かけたモビリティやロボットを紹介していこう。

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大屋根リングを走る! 三菱電機「自律走行ごみ箱ロボット」

 約2キロの大屋根リングでは、日にもよるが巡回して来場者のごみを集める三菱電機の「自律走行ごみ箱ロボット」を見かけることがある。高精度3次元地図、準天頂衛星みちびきのセンチメータ級測位補強サービスCLAS、その他LiDARなど各種センサーを活用して動作しており、ごみを集めると自動的に所定の位置へと運ぶ仕組みだ。


三菱電機「自律走行ごみ箱ロボット」広い複合施設なら、すぐにでも実装が可能ではないかという印象を受けた

会場を囲う1周約2キロの大屋根リング上を、「自律走行ごみ箱ロボット」が周回していることがある

 これらは万博会場で見られたモビリティやロボットのごく一部だ。実用的なシステムだけでなく、エンターテインメントで活用されているものもある。


国内ドローンショーで知られるレッドクリフは、万博会期中の全184日間にわたり1000機によるドローンショーを実施する

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の高さ約17mの「実物大ガンダム像」は、ライトアップなどの演出も行われる。全体を見せようとすると横からの写真になりがちだが、訪れたら正面から仰ぎ見るようにして撮ることをおすすめする。©創通・サンライズ

 会期中には万博を実証実験場として、さらにさまざまなモビリティやロボットが追加され見かけることになるだろう。中には自然と会場に溶け込んでいるものもあるので、じっくり見て回ることをおすすめしたい。

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