「iPhone 17／17 Pro」は何が進化した？　「iPhone Air」も含めてiPhone 16シリーズとスペックを比較する（2/3 ページ）

iPhone Airは別シリーズの位置付け　最上位チップ搭載で2TBモデルも

　薄型モデルのiPhone Airは、「iPhone 17」のシリーズ名を冠しておらず、別シリーズに位置付けられる。参考までに、iPhone 16シリーズの中では比較的サイズが近く、入れ替わる形となった「iPhone 16 Plus」と比較する。

5.64mmの圧倒的な薄さ、バッテリーの持ちはiPhone 16 Plusと同等

　iPhone Airの奥行き5.64mmは圧倒的な薄さだが、その分、幅は74.7mmに広がっている。それでもiPhone 16 Plusの77.8mmよりは細い。165gという重量はiPhone 17の177gやiPhone 16 Plusの199gよりも軽い。

　120Hz駆動のProMotion、常時表示ディスプレイ、屋外で最大3000ニトの明るさはiPhone 17と同じで、iPhone 16 Plusと比べても進化している。

　薄くなったことでバッテリーの持ちが心配されるが、ビデオ再生時間はiPhone 16 Plusの27時間から変わっておらず、バッテリー性能が犠牲になっていないことがうかがえる。これは、新たに搭載した最上位チップ「A19 Pro」によって電力効率が増したことが効いている。AppleはiPhone Airのバッテリーを「1日使える驚異的なバッテリー」とアピールしている。

　また、iPhone Air専用のApple純正MagSafeバッテリーが別売りで販売され（1万5800円）、これを装着すると、ビデオ再生時間は最大40時間に伸びる。

超広角カメラがなくなりマクロ撮影が非対応に

　アウトカメラは超広角カメラがなくなり、4800万画素広角のシングルカメラのみとなった。超広角カメラがなくなった影響で、マクロ撮影も非対応になった。

256GBモデルスタートで15万9800円から

　iPhone Airも128GBモデルはなく、256GBスタート。iPhone 16 Plusと比べると、256GBの15万9800円は5000円高く、512GBの19万4800円は1万円高い。また、新たに1TB（22万9800円）も用意しており、iPhone Airのターゲットとしてヘビーユーザーも視野に入れていることがうかがえる。