Androidが“エアドロ”に対応しても、若者のiPhone人気が衰えないと考えられる3つの理由 10代には変化の兆候も?(1/4 ページ)
Androidデバイスで利用できる近距離ファイル転送機能「Quick Share」(クイック共有)が、Appleの「AirDrop」(いわゆるエアドロ)に正式対応しました。AndroidスマホとiPhone同士で、ついにその場で写真や動画を手軽に送り合えるようになります。まずはPixel 10シリーズからの対応となっていますが、今後は他のAndroidデバイスにも展開していくとのことです。
→・ついにiPhoneとAndroid間で「AirDrop」が可能に まずはPixel 10シリーズから
AppleのAirDropは、近くのAppleデバイスとBluetoothやWi-Fiを使ってファイルを送受信できる機能です。基本的にモバイルネットワークのデータ通信を使用しないため、“ギガが少ない”(契約しているデータ通信量が少ない)中高生に人気があり、“エアドロ”の愛称で親しまれています。
エアドロが欠かせない中高生の生活
中高生は日常的に写真や動画をシェアする機会があります。友達と撮ったプリントシール機のデータ、映える韓国カフェでの写真、一緒に踊ったダンス動画など、毎日のように撮影した写真をやりとりしています。
特に体育祭など学校のイベントがあるときは、やりとりが増えます。組別対抗ダンスがあれば振り付けや練習の様子など、大量の長尺動画を仲間内でシェアしなければなりません。
そんなとき、「エアドロするよー!」と声を掛ければ、みんなが一斉にiPhoneを持って集まり、写真や動画を一瞬で全員に送れます。LINEで送受信する方法と異なり、オリジナルのままの高画質で素早く送信できて、データ通信量も消費されません。
また、連絡先を交換しなくてもデータを送受信できるところもAirDropの良い点です。LINEやInstagramでつながっていない相手でも、すぐにデータを送れます。「写真のためにLINE交換とかウザいんだけど」という思いも、AirDropなら解決です。
最近はiPhoneの名前を“推し”(応援しているアイドルや芸能人、キャラクターなど)の名前にすることで、AirDropで送信元に表示される名前を推しの名前に変える人もいます。おかしな名前を設定してAirDropのたびにウケを狙う人も。それほど、若者の間でAirDropが使われる機会は多いのです。
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