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楽天モバイルが“2025年内1000万契約”に向けて繰り出した方策とは?Mobile Weekly Top10

楽天グループは、モバイルセグメント(≒楽天モバイル)において2025年内にMNO契約数1000万件の達成を目標としています。そんな中、楽天グループがあるクレジットカードを持っているユーザーを対象に“配っている”モバイルルーターのプランがかなり大盤振る舞いだと話題です。

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2025年11月27日から12月3日までの7日間について集計し、まとめました。


楽天モバイルのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」

 今回のアクセス数の1位は、石川温さんのメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、楽天モバイルの“特別なプラン”に関する話題を掲載したものでした。

 この特別なプランの直接の契約先は楽天モバイル……と思いきや、何と親会社の楽天グループとなっているそうです。要するに、楽天グループがMVNOとして楽天モバイルから回線を調達して提供している構図となっています。

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 楽天グループのモバイルセグメント(≒楽天モバイル)では、2025年度内にMNO(自前)回線の契約数を1000万件とすることを目標に据えています。楽天グループの事業年度は暦年通りなので、目標達成のデッドラインは「12月31日」です。

 楽天ビジネスカード保有者向けの特別なプランでは、2027年9月までデータ通信が使い放題である上に、月額料金もかからないとのこと。ユーザー目線だとこれは契約しない手はありません。

 ただ、これが経営上のKPIを“無理やりにでも”達成するためのプランだとすると、いろいろモヤッとするところがあります。着実な積み上げではなく、ムリに数字を積み上げると、後からそのしわ寄せが良くない形で表れることもあります。「他の事業などで吸収すればいい」という考え方もできますが、それにしても、と思ってしまうわけです。

 果たして、楽天モバイルの「1000万契約」は達成できるのでしょうか……?

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