インタビュー

3キャリアに聞く「Galaxy S26」戦略 「月1円」のソフトバンク、3年ぶり参戦の楽天、16周年のドコモ(3/3 ページ)

サムスンはGalaxy S26シリーズを発表し、国内では主要4キャリアによる同日発売が初めて実現する。各キャリアは月1円販売やARPU向上、長年の信頼関係などで顧客獲得を狙う。実店舗でのアンバサダー活用や若年層への訴求を通じたハイエンド市場の活性化が期待される。

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ドコモはサムスンとのパートナーシップが16周年 Galaxy AIに期待

 最後に話を聞いたのはドコモ。同社は、Galaxyシリーズを初代モデルから販売しており、ユーザーの層も厚い。一方で、他社が価格攻勢をかけている中、ドコモとしてどう対抗していくのか。取材には、プロダクトマーケティング本部 プロダクトクリエーション部長の大井達郎氏が応えた。


ドコモの大井氏は、16周年を迎えたサムスンとのパートナーシップを強調した

―― ドコモは初代モデルから単独で販売されていましたが、今は4キャリア横並びです。最初から販売していたことでの強みはありますか。

大井氏 商品として、ドコモのオリジナルのホーム画面からドコモのサービスに導線を引いていただくことは昔からやってきました。ドコモのサービスと連携することを1つの強みにしていきたい。売り方としても、2025年度からGalaxyアンバサダーが約1000人います。しかも、Galaxyアンバサダーは手挙げ制で、自ら希望してなっていただいています。Galaxyを大好きなショップスタッフが、その熱意を伝えてもらえるところが武器になると思っています。

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―― 昔から扱ってきたこともあり、ショップスタッフの中にGalaxyファンが多かったということでしょうか。

大井氏 おっしゃる通りだと思います。今日(取材日)は2月25日、日本時間だと2月26日だと思いますが、2月26日はドコモとサムスンの記念日なんです。というのも、われわれが初めてサムスンさんの端末を取り扱ったのが、2010年の2月26日でちょうど16周年の節目になっています。


Unpackedには、歴代Galaxyが初代モデルから展示されていたが、ドコモがサムスンの端末を採用し始めたのは、その前から。以降、継続的に毎年新モデルをリリースしている

―― 端末はGalaxyですか。

大井氏 これがですね、Galaxy Sではないんです。Galaxyという冠がつく前に、「docomo PRO Series」というシリーズがあり、その中でWindows Mobileの端末を販売していました(関連記事)。そこからのサムスンさんとのパートナーシップで、ドコモショップの中にもGalaxyのファンがいることは強みになると思っています。

―― 他キャリアがドコモのGalaxyユーザーを狙っている節がありますが、そこは感じていますか。

大井氏 Galaxyのお客さまにはロイヤルユーザーも多いので、狙われることもありますが、われわれにとっても宝物のようなお客さまです。しっかりとわれわれのGalaxyで守っていきたいと思っています。

―― ユーザーの傾向は何かありますか。

大井氏 やはりGalaxyのよさを分かっている方が多いと思います。Galaxyはハードウェアとソフトウェアが一体になってどんどん進化しているので、新しい製品に対する感度が高い方も多いと思っています。

―― 今回のGalaxy S26シリーズで、注目している機能はありますか。

大井氏 発表会でプライバシーディスプレイに注目された方は多いと思いますが、ビジネス目線で申し上げると、Galaxy AIには非常に期待しています。発表会でも説明されていましたが、直感的に機能を使える。ユーザーが自分で考え、プロセスを踏んで機能にたどり着くのではなく、直感的に機能がつながっていくので、リテラシーの低い方でもハイエンドを使っていただく機会が増えると思います。


大井氏も、機能が先回りして連携していくGalaxy AIに注目しているという

―― Galaxy S26+が追加されたことで、何か期待することはありますか。

大井氏 われわれとしては、チャレンジの商品だと思っています。画面が大きいことはありますが、価格差も含めてどれだけご支持いただけるかをまず見ていきたいと思っています。

―― 他社が月額料金を下げて攻めている中で、いつでもカエドキプログラムがちょっと攻めづらい状況になっていると思います。どのようにされていくのでしょうか。

大井氏 価格面もあるとは思いますが、Galaxyの価値やわれわれとのサービス連携があることをしっかり伝えて、ご納得いただければと考えています。

―― Uberを操作するといったGeminiの機能も紹介されましたが、ドコモのサービスを連携させていくことはありますか。

大井氏 アプリがAIを自然に使うことはトレンドになっていくと思いますので、そういったところも検討していきたいと思っています。

(取材協力:サムスン電子ジャパン

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