「Galaxy S26/S26+」日本で3月12日に発売 AIがユーザーの行動を先回りして提案 メーカー版は13万6400円から:今回は“プラス”もあります
サムスン電子ジャパンが、「Galaxy S26」シリーズの日本発売を発表した。3月12日にメーカー版(SIMフリー版)とキャリア版の両方が発売される予定で、キャリア版については主要4キャリアが取り扱う。
サムスン電子ジャパンは2月26日、スマートフォンの新たな基準を提示するという最新フラグシップモデル「Galaxy S26」「Galaxy S26+」を日本国内で発売することを発表した。直販(※1)と主要な家電量販店/ECサイトで販売されるメーカー版(SIMフリー版)の他、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの各社からキャリア版も登場する。発売日はいずれも3月12日の予定で、2月26日から販売予約を受け付ける。
(※1)Samsungオンラインショップおよび直営体験拠点(Galaxy Harajuku/Galaxy Studio Osaka)
Samsungオンラインショップにおける販売価格は、Galaxy S26が13万6400円から、Galaxy S26+が16万9920円からとなる。本体カラーは、Samsungオンラインショップ限定の「シルバーシャドウ」「ピンクゴールド」を含む全6色だ。純正アクセサリーとして、多様なバリエーションのケースも同時に展開する。
Galaxy S26/S26+の概要
Galaxy S26/S26+は、2025年に登場した「Galaxy S25」「Galaxy S26+」の後継モデルで、AIでユーザーの行動を予測して最適な操作を提案する「先回りするAIフォン」というコンセプトで展開される。「+」の付く大画面モデルは、auが扱った「Galaxy S21+」から約5年ぶりの日本投入となる。
シリーズのフラグシップとなる「Galaxy S26 Ultra」を含めて、今回のGalaxy S26シリーズでは全モデルで角の曲率を統一し、洗練された世界観と快適な操作性を実現したという。またS26シリーズはよりスリムで軽量な設計を追求しながらも、耐傷性の向上と画面反射率の低減を両立させている。
心臓部となるプロセッサ(SoC)には、Galaxy向けにカスタマイズされた「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」を搭載した。これにより、負荷の高いマルチタスクやAI処理の速度が大幅に向上したという。日常的なアプリの動作から複雑な計算処理まで、ストレスを感じさせない圧倒的なパフォーマンスをユーザーに提供する。
カメラ機能では「ナイトグラフィービデオ」の性能が向上。プロセッサの進化により、レンズごとに発生するノイズを個別に認識して除去することが可能となった。暗い環境下でもごくわずかな光を取り込み、ゴースト現象を抑えた明るくクリアな動画撮影を実現しており、夜間の思い出を特別な技術なしで鮮明に残せるという。
動画撮影機能では、手ブレを抑える新機能として「水平ロック」を搭載した。これは端末内のセンサーを用いてリアルタイムで重力データを算出し、ソフトウェア処理で常に水平を保てるというものだ。これにより、端末を大きく傾けたり360度回転させたりしても、アクションカメラのような安定した映像をスマートフォンだけで撮影できる。
セルフィー(自撮り)機能も大幅に強化された。被写体の顔や細かなパーツをAIが瞬時に分析し、照明条件に左右されずに髪の質感や肌の色合いを極めてリアルに再現できるようになった。
一方で、S26 Ultraモデルが持つ2億画素のアウトカメラは搭載せず、プロ向け動画規格での撮影にも対応していない。日常的な撮影に主眼を置いた仕様だ。
最新AIが日常を“先回り”してサポート
サムスン電子独自のAI機能群「Galaxy AI」も進化した。
例えばギャラリーアプリ内の「フォトアシスト」では、プロンプト(文字)による指示での画像生成が可能となった。背景を昼から夜へ変更したり、服を着せ替えたりといった高度な編集を、言葉だけで指示できる。編集履歴をさかのぼり、以前の状態に戻すことも容易なため、プロレベルの画像加工を標準機能だけで手軽に完結できるという。
オリジナルのSNSスタンプを作成できる「クリエイティブスタジオ」も新たに搭載した。この機能では写真やプロンプトをもとにAIが「スタンプ」を自動生成してくれる。状況に応じた10種類のセットを“一括で”作ってくれるので、大変便利だ。
実用面では、AIが音の一部を除去する「オーディオ消しゴム」機能がYouTubeなどの外部アプリでも利用できるようになった。視聴中に気になる風の音や雑音を、クイックパネルからワンタップで除去可能だ。
「文書スキャン」機能では、入り込んだ指の影や紙のシワをAIが自動で補正し、レシートなどをきれいな資料として保存できる。また、たまりがちなスクリーンショットをAIが分析し、買い物や仕事用など最大8つのカテゴリーに自動分類する。ユーザーが整理せずとも、端末が必要な情報を素早く見つけ出せる環境を整えている。
新機能の中でも目玉となる「Now Nudge(ナウ ナッジ)」では、メッセージアプリでのやりとりを理解して、次のアクションを提案してくれる。
例えばLINEで予定を相談するメッセージが届いた場合に、Now Nudgeはキーボード上にカレンダーの予定を自動的に表示してくれる。アプリを切り替えることなくスケジュールを確認して返信できるため、日常のコミュニケーションが極めてスムーズになるという寸法だ。
情報管理を効率化する「Now Brief(ナウ ブリーフ)」は、通知の中から重要な予約確定メールなどをAIが察知し、カレンダーへ自動でひも付けてくれる。
特定のアプリ操作を代行する「Automation」機能も搭載しており、配車アプリでタクシーを呼ぶときにGeminiに話しかけるだけで(音声操作で)、Geminiが画面の内容を認識して、配車アプリの起動と目的地の設定を自動で行ってくれる。ただし、対応言語は韓国語と英語のみに限られ、日本では発売時点で日本語には対応していない。
進化したカメラと編集機能でプロ顔負けの映像制作
人気の「かこって検索」は、一度の操作で複数のアイテムを特定できるように進化した。コーディネート全体を囲むだけで、着用している服やバッグを個別に検索できる。気に入った服を自分の写真に合成して試着イメージを確認できる機能も備わっており、サイズ感の不安を解消するオンラインショッピングの強力な味方として活躍する。
サムスンオリジナルの音声アシスタント「Bixby(ビクスビー)」はパーソナルデバイスエージェントへと進化を遂げた。デバイスの設定に関する質問を正確に理解し、最適な設定を提案したり代理で実行したりする。リアルタイムのWeb検索もサポートしており、端末内の管理からネット上の情報探索まで、幅広いニーズに対してAIが対話形式で柔軟に応答してくれる。
プライバシー保護の面では「通話スクリーニング」機能が新たに加わった。登録外の番号から着信があった際、AIが代わりに応答して要件を確認する。会話内容はリアルタイムで文字起こしされるため、ユーザーはテキストを読んでから電話に出るかどうかを判断できる。不審な電話への不安を抑え、安全にスマートフォンを利用できる。
システムレベルのセキュリティも強化。AI利用時に入力した情報や個人情報をあらゆる脅威から保護する。ただし、S26 Ultraに搭載された、のぞき見を物理的に防ぐ「プライバシーディスプレイ」は、S26/S26+には搭載されない。
Galaxy S26/S26+の主なスペック
Galaxy S26/S26+の主な仕様は以下の通りだ。
Galaxy S26
- プロセッサ:Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
- メモリ:12 GB
- ストレージ:256GBまたは512GB
- ディスプレイ
- サイズ:約6.3型
- パネル種類:Dynamic AMOLED 2X 有機EL
- 解像度:1080×2340ピクセル
- アウトカメラ
- 広角(メイン):約5000万画素 (F1.8)
- 超広角:約1200万画素 (F2.2)
- 3倍望遠:約1000万画素 (F2.4)
- インカメラ:約1200万画素 (F2.2)
- バッテリー容量:4300mAh
- 本体サイズ:約78.1×163.6×7.2mm
- 重量:約167g
- 生体認証:指紋認証/顔認証
- おサイフケータイ(FeliCa):対応
- 防塵(じん)・防水の等級:IP6X、IPX5/8
- 5G対応:Sub6のみ
Galaxy S26+
- プロセッサ:Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
- メモリ:12GB
- ディスプレイ
- サイズ:約6.7型
- パネル種類:Dynamic AMOLED 2X 有機EL
- 解像度:1440×3120ピクセル
- アウトカメラ(メイン)
- 広角:約5000万画素 (F1.8)
- 超広角:約1200万画素 (F2.2)
- 3倍望遠:約1000万画素 (F2.4)
- インカメラ:約1200万画素 (F2.2)
- ストレージ:256GB / 512GB
- バッテリー容量:4900mAh
- 本体サイズ:約78.1×163.6×7.3mm
- 重量:約190g
- 生体認証:指紋認証、顔認証
- おサイフケータイ(FeliCa):対応
- 防塵(じん)・防水の等級:IP6X、IPX5/8
- 5G対応:Sub6のみ
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