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OPPOが新折りたたみ「Find N6」発表 折り目が目立ちにくく、カメラは2億画素に 技適マークも確認

OPPOはフォルダブルスマホの最新機「OPPO Find N6」を発表した。ハッセルブラッドと共同開発した2億画素カメラを備え、専用ペンによる生成AI連携やマルチウィンドウも刷新した。端末には技適マークを表示することができたため、投入される可能性は高そうだ。

 OPPOは、3月17日に中国・東莞市の本社施設でフォルダブルスマホの最新モデル「OPPO Find N6」を発表した。3月20日から世界各国で発売する。中国版の価格は12GB+256GBが9999元(約22万9000円)、16GB+512GBが1万999元(約25万1000円)、16GB+1TBが1万1999元(約27万4000円)となる。

 Find Nシリーズは、他社だと“Fold”という名称を付けられることが多い横開き型のフォルダブルスマホ。2025年に登場した「OPPO Find N5」は、サムスン電子の「Galaxy Z Fold7」に先立つ形で閉じたときの厚みを8.93mmまで薄型化していた。


OPPOは、フォルダブルスマホの最新モデルとなるFind N6を発表した

中国版とグローバル版を同時に披露 日本への投入は?

 発表会では、中国版と同時にグローバル版も披露された。中国に拠点を構えるスマホメーカーはまず中国内で中国版を発表、発売した後に、海外でグローバル版を投入する流れが一般的だ。3月に「Xiaomi 17 Ultra」などの販売を開始したXiaomiも、中国版とグローバル版には2カ月強のタイムラグがあった。

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 これに対し、OPPOは中国での発表会にアジア各国や欧州から記者を集め、国内外でのお披露目を同時に済ませた格好だ。日本での展開予定は明かされていないものの、端末には技適マークを確認できたため、投入される可能性は高そうだ。


従来は、中国版を中心にした発表会とは別に、グローバル版をベースにした説明会も開催していた

 なお、本誌では1月にオウガ・ジャパンで専務取締役を務める河野謙三氏のインタビューを掲載。同氏は「販売体制の拡充ができなければ難しいという点は変わっていない」としつつも、Find N5の後継機は「工場の試験通りであればフィルムの張り替えなしでもいけるのでは、と思い始めている」と述べ、導入に前向きな姿勢を示していた。

ディスプレイの素材を変更して折り目を目立ちにくく

 Find N6は、Find N5で打ち出した薄さを継承しながら、よりディスプレイの折り目を目立ちにくくした。発表会で時間を割いて紹介されていた特徴も、これだ。ディスプレイの素材そのものを回復力の高いものにしたことに加えて、ヒンジも改良。3D液体プリントを使い、細かな凹凸を埋めていき、より平らなヒンジを実現した。部品間の段差も減らし、ディスプレイが乗る土台を平らにしたという。


より平らにディスプレイを配置できるよう、ヒンジを見直した

復元力のあるガラスを搭載、より折り目が目立ちにくくなっている

 実際のFind N6を見ると、折り目はゼロにはなっておらず、角度によってはしっかりついていることが分かる一方で、触れた際の凸凹感は他のフォルダブルスマホと比べて抑えられている。

カメラはフラグシップ「Find X9」シリーズと同等に

 また、カメラ機能もFind N5から大きくアップデートして、OPPOのフラグシップモデルである「OPPO Find X9」シリーズに近づけている。具体的には、メインの広角カメラを「OPPO Find X9 Pro」(日本未発売)と同じ2億画素センサーにアップデートしており、超広角カメラも前世代から50%多く光を取り込める5000万画素センサーに刷新した。


上が先代のFind N5、下がN6。メインカメラを刷新した他、超広角カメラも画素数が上がっている

 望遠レンズはペリスコープ型の光学3倍で、最短10センチまで寄ることができるテレマクロ機能にも対応する。画像処理にはFind X9シリーズと同じ「LUMOイメージングエンジン」を搭載。スペクトルセンサーも搭載しており、より正確な色味を映し出すことができるようになった。


正確な色彩を捉えるスペクトルセンサーも搭載する

 Find Xシリーズと同様、カメラ機能は老舗カメラメーカーのハッセルブラッドと共同開発しており、背面のカメラユニットの中央には「H」ロゴが入る。ハッセルブラッドの中判カメラを再現した「XPan」モードも搭載している。


カメラユニットにはハッセルブラッドの「H」ロゴが入る

マルチウィンドウシステムを一新してPCのような配置が可能に

 ディスプレイサイズは閉じたときが6.62型、開いたときが8.12型だ。この大画面を生かし、新たに「ColorOS 16」ではマルチウィンドウシステムを一新した。画面右下からアプリをスワイプすると、ウィンドウ表示に切り替わり、あたかもPCのように自由な配置が可能になる。サイズの変更にも対応し、全部で4つまでウィンドウを開くことができるという。


最大4つまで、PCのようにウィンドウを配置できるUIを採用

 また、オプションとして「OPPO AI Pen」に対応する。OPPO AI Penは、本体にAIボタンを備えており、これをクリックするとイラストの下書きを生成AIで清書したり、下書きからグラフを作成したりといった機能のメニューを呼び出せる。


別売のOPPO AI Penにも対応する

 OPPO AI Penは本体とBluetoothで接続する形となり、本体背面を保護するケースで充電する。OPPOによると、3分の充電で60分の利用が可能になるという。タブレット用などのスタイラスと同様、4096段階の筆圧検知に対応しているのも特徴だ。

主なスペック

 主なスペックは次の通り。プロセッサにはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用。OPPOによると、CPUが7コアで通常よりも1コア少ないものだという。閉じたときのサイズは74.12(幅)×159.87(高さ)×8.93(奥行き)mm。開いたときは幅が145.58mm、奥行きが4.21mmになる。重量は225gだ。ディスプレイは6.62型および8.12型で、いずれも1Hzから120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。


Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載

 メモリ(RAM)は12GB、16GB、ストレージ(ROM)は256GB、512GB、1TBで、ストレージはUFS4.1。バッテリー容量は6000mAhと大容量。最大80Wで充電可能なSUPERVOOCに対応する。中国版は3色展開だが、グローバル版はStellar TitaniumとBlossom Orangeの2色に絞られている。

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