レビュー

LeicaユーザーがXiaomiの「Leitzphone」に熱狂した理由 「スマホの割に」ではなく純粋に欲しいカメラ(3/3 ページ)

2026年のLeicaスマートフォンはXiaomiとタッグを組み最高峰の写りを実現した一台となった。独自機能のLeica Essentialは過去の名機の階調や色味を見事に再現し撮影体験を豊かにする。新搭載の可動望遠レンズは高画質だが、コントロールリングの質感には不満を覚えた。

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コントロールホイールは挑戦的だが進化の余地あり

 Leitzphoneの写りにはほとんど不満はないが、それ以外の部分で不満がある。特に今回から搭載されたコントロールリングは一番の不満点だった。コントロールリングでは露出補正やズーム、フィルターなどさまざまな機能を割り当ててリングを回すことで操作できる機能なのだが、これがあまりにも安っぽいのだ。

 筆者はLeicaを使っていて一番いいのはその撮影体験だと考えている。Leica M4でいえばフィルムの巻き上げレバーのしっとりとした動き、シャッターの振動と音、Leicaレンズでいえばねっとりとしたピント調整などだ。


コントロールリングの質感には不満が残った

 一方でLeitzphoneのコントロールリングは一言でいえばチープだ。スカスカで抵抗感がなく、クリック感を演出するハプティクスもiPhoneの3D Touchに及ばない。スカスカすぎて意図せず動いて勝手に露出補正が動き、もはやストレスだったことのほうが多かった。このインタフェースはいただけない。

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 実際の絞り操作のようなクリック感を出すか、グリスが塗ってあるかのような、より重厚な操作感が再現できるといいと思うが、スマホとしての防水性能や軽量化とのトレードオフになりうる部分だ。コントロールに関してはフォトグラフィーキットのダイヤルがあれば十分だと思うので、現状の完成度なら、いっそなくしてしまった方がいいと思う。

 また、デザインは最高に格好よく、特にケースを付けていてもLeicaの赤バッチが付いて所有欲が湧くものの、レンズの入っていないダミーのカメラデザインだけはどうしても受け付けられなかった。望遠カメラとの対称性のためにおいているのだと思うが、ダミーレンズという存在がどうしても中華感が出てしまう。好みの問題だが、これはどうにかしてほしいと感じた。


M3モードで撮影した旅のベストショット。空が白飛びせず、それでいて足元の草の階調も豊かで驚いた

M9モードで撮影した桜島の谷部。低い色温度で荘厳さが伝わる

 とはいえ、カメラの機能は一線を画すものがあるし、全体としてはデザインもよく重厚感のあるいいプロダクトであると思う。Leitzphoneは明確に他のスマートフォンと違う写真が撮れるLeicaの名に恥じないカメラに仕上がっている。既にLeicaに触れているLeicaユーザーでも間違いなく満足できるデバイスだといえる。

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