インタビュー

部材高騰でもスペックは削らず 日本向け「OPPO Reno15 A」と最上位「OPPO Find X9 Ultra」に込めた攻めの戦略(2/3 ページ)

オウガ・ジャパンは2026年にミドルレンジ「OPPO Reno15 A」や最上位「OPPO Find X9 Ultra」など新製品を相次いで投入した。部品価格が高騰する中で製品スペックを削らずに強化した理由や、グローバル展開に伴うハイエンド投入の背景を同社幹部へ取材した。Find X9 Ultraの日本投入には、OPPO本社がグローバル展開を強化していることとも関係しているようだ。

※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

発表会なしはリソースの問題 既存モデルは値上げせず

―― 今回、ベースモデルはあるのでしょうか。

河野氏 またお腹が……(笑)。という冗談はさておき、Reno Aシリーズは3年ぐらい前から中国のモデルと共通化を図っています。初代は独自モデルで、それ以降も日本独自色をずっとやってきましたが、3、4年ぐらい前から、逆に日本の色がグローバル標準になりました。グローバルではどちらかといえば奇抜な色が多く、日本は淡い色合いが主流でした。

 この日本の色合いが、グローバルでも受けるということが調査の結果判明しました。もちろん、コストも要因としてありますが、そういった理由で、中国で販売しているモデルをReno Aシリーズのベースとして転用しています。

advertisement

OPPO Reno15 Aのオーロラブルーは、文字通り、オーロラをイメージしたデザインが特徴だ

―― インカメラが5000万画素というお話がありましたが、これはなぜ強化したのでしょうか。

中川氏 今回進化しているのは画素数と画角です。今までは自撮りでプロフィール写真を撮ることが多かったのですが、写真をアップする際に、周囲も一緒に撮りたいというニーズが高まっています。そこで、画角を82度から100度に広げ、どこにいるのかという雰囲気も一緒に撮れるようにして、活用の幅を広げました。それに伴って画素数も上がっています。

河野氏 若い世代は自撮りですよね。

中川氏 推し活の一環として、駅でキャラクターと一緒に撮ったりすることもあるようです。


5000万画素インカメラではより広い画角で撮影できるようになった

―― 日本での主力モデルですが、今回は珍しく発表会などがありませんでした。

河野氏 Find N6にリソースを割いたというのが正直なところです。マーケティング予算には限りがありますが、その中でどこに経営資源を集中投下するかは、Find N6発表の時から決めていました。

―― 実売に何か影響はありましたか。

河野氏 ないですね。ドキドキでしたが、販売店との強い協力関係ができています。OPPOの端末なら安心して売れるというお声もあり、そこは非常にうれしかったですね。販売状況は、昨年と同じスピードで売れています。

―― auが昨年の「Reno13 A」を7月に発売しました。メモリ高騰前の端末ということもあり安く見えましたが、過去のモデルも並売していくのでしょうか。

河野氏 OPPOは過去にも並売をしてきました。それと同様、今回も在庫がなくなるまではやっていきます。(既存モデルの値上げは)アメリカの某社のようにはやりません(笑)。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.