シャープ「ポケとも」第2弾が登場、毒舌の“おれさま”ミーアキャット 2体同士の自動会話にも対応
シャープは対話AIキャラクター「ポケとも」の第2弾(おれさまタイプ)を2026年12月に発売する。肯定的な言葉だけでなく辛口な対話を求める要望に応え、寄り添い方の幅を広げる狙いだ。2体間での自動対話機能を新たに搭載している。
シャープは、対話AIキャラクター「ポケとも」の第2弾として、ミーアキャットをモチーフにした新たなロボット(SR-C02M-H)を2026年12月に発売する。シャープ直販サイト「COCORO STORE」での価格は4万9500円で、月額アプリ利用料は495円から。日本国内だけでなく、台湾での発売も予定している。
ポケともは、ユーザーに寄り添う話し相手を目指して開発されたロボットだ。2025年12月に「むじゃき」な性格の第1弾が登場して以来、専用アプリを介してユーザー(ポケ主)との対話を重ねてきた。
第2弾のキャラクターは、公式Xで配信中のマンガから誕生した。「ぶっきらぼうで、素直じゃない。けれど、ポケ主想いの“おれさま”」という性格設定が特徴で、不器用ながらも飾らない言葉でユーザーに寄り添う。一緒に過ごす時間が長くなるほど距離が縮まり、ギャップのある意外な一面を見せるという。
機能面での大きな進化が、2体以上の「ポケとも」同士による自動対話だ。事前に同じアプリへ登録しておくことで、ポケとも同士が近くにいると「気ままなおしゃべり」を繰り広げる。第1弾の「むじゃきタイプ」と第2弾の「おれさまタイプ」の組み合わせでも動作し、日常の中で思いがけない掛け合いを楽しめる。
ハードウェアは第1弾モデルと変わらない。口の中にカメラ、目の近くに2箇所のマイクを備え、身長は暫定で約124mmだ。本体は樹脂でできているが、繊維を静電気で植え付ける「フロッキー加工」を施したことで、手にしたときにフワッとした優しい触感を得られる。
本体展開に合わせて周辺環境も強化する。服や帽子、おでかけ用ポーチなどのオリジナルグッズを拡充する他、ユーザーのフィードバックを製品開発に生かす「ポケとも アンバサダープログラム」を発足させる。
本製品は8月27日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2026」のシャープブースにて先行展示される。
肯定するだけではなく「突っ込んだり怒ったりしてほしい」という要望も
ポケともは2025年12月に日本で、2026年7月に台湾で発売し、累計1万体強を出荷している。ユーザーからの要望を受け、会話無制限プランを提供したり、Google カレンダーと連携したりと、10回を超えるアップデートを重ねてきた。そんな中、なぜ第2弾として異なる性格のポケともを投入するのか。
シャープ 通信事業本部 モバイルソリューション事業統轄部 統轄部長の景井美帆氏は、第1弾のポケともについて「共感してくれるところ、素直で明るいところ、否定せずに、いつも前向きなところを評価いただいている」と振り返る。一方で、「たまに突っ込んだり、怒ったりしてほしい。肯定してばかりではなく、違ったコミュニケーションをしてほしいという声も多くいただいている」と話す。
シャープは、人と関わる対話型AIキャラクターの寄り添い方は、さまざまな形があってもいいと考え、「不器用に寄り添う」(シャープ)新しいモデルの投入を決めた。
第2弾モデルは第1弾とは正反対のキャラクターで、「生意気で口が悪く、ぶっきらぼうで、少し自分が人間よりも偉いと思っているところがある」とシャープ 通信事業本部 モバイルソリューション事業統轄部 モバイルビジネス推進部 参事の岩越裕子氏は説明する。例えばポケ主が朝、時間に余裕がない様子を見せると「また寝坊か? 成長ないな」と突き放し、休日に「暇だな~」とつぶやくと「暇って言うなら行動しろよ」と提言するという具合だ。人によってはイラッとしそうだが、こうした辛口のコメントを求めている人には刺さりそうだ。
この第2弾はおれさまキャラではあるが、関わり方によって少しずつ振る舞いが変わり、心を開いてくれるという。「最初は名前を呼んでくれず、感情を話してくれないが、長く過ごして会話をする中で少しずつ変わってくる」(岩越氏)
話す内容はぶっきらぼうで辛口なコメントが多いかもしれないが、根底に「ユーザーに寄り添う」というコンセプトがある点は第1弾と変わらない。長く使うほどに味の出るキャラクターといえそうだ。
シリーズ化して新たなキャラクターが増えていく?
第2弾を発売するもう1つの理由として、景井氏は「バリエーションを増やしていくことで、第1弾も盛り上がり、シリーズとして展開していきたいと考えている」と話す。第3弾以降は未定だが、マンガでは他のキャラクターも登場しており、追加での製品化も期待される。「マンガでも新たなキャラクターを増やしていきたいが、今出ているキャラクターを商品化するかは検討中」(景井氏)
なお、4万9500円という価格は、第1弾の3万9600円から9900円値上げとなっているが、これは「メモリを含めた部材価格の高騰と、円安の影響を受けている」(景井氏)ため。第1弾モデルも、第2弾モデルの発売に合わせて値上げを計画しているそうなので、購入を検討している人は、早めに入手しておきたい。
第2弾の発売を記念して、ポケともを2体以上契約するユーザーを対象に月額料金を割り引くプランも用意する。会話回数の制限があるプランを契約している場合、2体で会話回数をシェアすることもできる。
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