コラム

なぜLINEは“ちょっとした気遣い”で重宝された「ミュートメッセージ」を有料化したのか?(2/2 ページ)

通知を鳴らさずに連絡できる、LINEの「ミュートメッセージ」が有料化されました。“気遣い”機能として重宝されてきた同機能が「LYPプレミアム」特典へ移行した理由と、LINEヤフーの事業戦略の変化を解説します。

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なぜミュートメッセージは有料になった?

 では、なぜミュートメッセージの無料提供は終了することになったのでしょうか。その背景には、LINEヤフーの事業戦略の転換があります。同社は2026年7月2日の15周年イベントにて、個別のニーズに応える機能を有料会員サービス「LYPプレミアム」の特典として拡充していく方針を表明しました。全ユーザー向けの基本機能は無料で提供しつつ、特定の層が求める高度な機能を有料化する方針であり、ミュートメッセージはその第1弾にあたります。

 背景にあるのは収益構造の変化です。従来の広告事業の伸びが鈍化する一方、PayPayとの連携をはじめとする「戦略事業」が急速に成長しており、新たな収益軸へのシフトが進んでいます。既に生活インフラとなったLINEを、広告収入のみで支え続けるビジネスモデルからの脱却を図っていると考えられます。

 現在の有料プランには「LYPプレミアム スタンダードプラン」に加え、7月に始動した「LYPプレミアム ライトプラン エンジョイパック」(月額290円)があり、今秋にはLINE MUSICとのセットプランも登場予定です。

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 さらに「LYPプレミアム with Netflix」(月額1590円)も順調に推移しています。今後はさまざまなパックが展開され、各自の利用スタイルに応じたプラン選択が主流となっていくでしょう。


有料サブスクリプションプランの多様化を進めるLINEヤフー

 なお、ミュートメッセージ同様に今秋からの有料化が予定されている「メッセージ編集機能」も、現在はLINEラボで無料提供されています。誤字脱字の修正など送信取り消しまで必要ない場面で重宝するため、試用した上で気に入れば「LYPプレミアム スタンダードプラン」への加入を検討するのも選択肢の1つです。

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