お次は街で出会った猫を撮ってみよう。日なたでお昼寝してる猫がいたのでなでてやったら、「うにゃあ」とかわいい格好をして伸びてくれた。
右手でなでながら左手で撮影。スマホでの片手撮りは難しいが、P9は背面の指紋センサーをシャッターに使えるので、こういうときに重宝するのである。
この猫、無防備にもほどがあるという感じで、なでられても起きたりせず、舌を出したまま眠り続けるほど。あまりにかわいいので、ワイドアパーチャで背景をボカして舌を出した顔が目立つように狙ってみた。
ワイドアパーチャ機能を使わなくても、被写体との距離が十分近いと背景はボケてくれる。それは覚えておくといい。陽射しを浴びてきりっとした顔をアップで狙ってみた。毛の1本1本がピシッと描写されていてすばらしい。
ワイドアパーチャを使うと背景がきれいにボケてくれる。しかも、光はきれいに丸くボケてくれる。そこはポイントが高い。「きれいに丸くボケる」ってのが大事なのだ。
ついでに背景のボカしで遊んでみた。ボケたところをイラスト調にしたら、いい感じになったのである。
ちなみにこの写真は、“スマホ逆さ撮り”という技を使って撮っている。地面にいる猫のようにすごく低い位置に合わせて撮るときは、スマホを逆さにするのだ。そうするとレンズが下に来るので、地面に近い位置から撮れるのである。写真は自動的に上下を合わせてくれるので問題なし。
猫編の最後はモノクロ。古い、今はもう使われていない水飲み場のへこみで気持ちよさそうに寝てる猫をどうぞ。
最後は夜景。まあ普通に手持ちで撮っても夜景はきれいに撮れるのである。
しかし、「夜間撮影」モードに切り替えた途端、別次元のハイクオリティーな夜景を撮れるのだ。この夜間撮影モードは一度使ってみるべし。ものすごくきれいな、うそのような夜景を撮れるから。
その代わり、1回の撮影に10〜15秒ほどかかるので三脚は必須。スマホ用のアダプターと三脚を組み合わせて使うべし。大げさなものじゃなくても、スマホ用アダプターとミニ三脚でも十分だ。
先ほどの通常モードでの撮影と見比べてみよう。元のままでも十分夜の街を捉えているが、夜間撮影モードでは「露出(つまり明るさ)」を微妙に変えながら何枚も連写して合成」することで、暗いところから明るいところまで全部を捉えた超美麗夜景を撮ってくれるのである。
10秒以上撮っていると、カメラの前を人が大勢歩いてくれるのだが、それもほとんどめだたない。しかもかなり暗くても問題ない。ライトアップなんて一切されていない夜の神社でもこんなである。その分、撮影に時間はかかるけれども、数秒長くなるくらいだ。
恐ろしい機能である。夜出掛けるときは、このためだけにバッグにミニ三脚を入れたくなるレベルだ。
かくして、通常の撮影でも、ビューティーモードでも、ワイドアパーチャでも、モノクロでも、夜景でもハイクオリティーな写真を撮れるP9であるが、特にモノクロやワイドアパーチャを使いこなせば、アーティスティックなカッコいい写真も撮れるのである。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2016年12月10日