足るを知る全ての人へ――リーズナブルなタフネススマホ「arrows Be F-05J」をじっくりチェック(1/3 ページ)

NTTドコモから6月1日に発売された「arrows Be F-05J」は、米軍の物資調達基準を満たすタフネスさや、「おサイフケータイ」「ワンセグ」を備えながら実売価格が3万円を切るリーズナブルなAndroidスマートフォンだ。その魅力にいろいろな面から迫っていく。

» 2017年06月16日 10時00分 公開
[井上翔PR/ITmedia]
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 NTTドコモが打ち出した新しい料金プラン「docomo with」。このプランの適用対象機種の1つが、富士通コネクテッドテクノロジーズ製のスマートフォン「arrows Be F-05J」だ。

 現在のスマホは海外工場での生産が主流だが、F-05Jは企画・開発から生産まで日本国内で一貫して行っている。国内一貫体制はコスト面で不利になることもあるが、この機種の税込実売価格は3万円を切っている。大手キャリアのスマホとしては非常に安い部類に入る。

 ただ、国産とはいえ、ここまで安価だと「安心して使えるのか?」という疑問もつきまとう。そこで、エントリーからハイエンドまで、日々さまざまなスマホと接している筆者が、F-05Jの“実像”をじっくりチェックしていく。

arrows Be F-05J arrows Be F-05J(Red)

3万円切りのスマホとは思えない上質な色味

 F-05Jは、2016年夏モデルの「arrows SV F-03H」をベースに開発された。F-03Hといえば「永く美しく」をコンセプトにした上質なデザインが特徴だったが、F-05Jでもその方向性は継承されている。

 左右の側面にはアルミフレームが配されている。このフレームには「アルマイト加工」が施されており、見た目の高級感を演出しつつ、長期間使う上で重要な耐蝕性を向上している。触ると、金属らしいひんやりとした感触も楽しめる。

 一方、本体の上下パーツとmicroSD/nanoUIMカードスロットのキャップは樹脂素材、背面はアクリル素材となっている。

 フレーム、上下パーツ、背面で異なる素材を使うと、ボディーの色味を統一するのは難しくなる。F-05Jでは、F-03H以上に3素材の色味をそろえる取り組みがなされた。結果として、特にアルミフレームと樹脂パーツの「異なる素材感」がなくなった。3万円を切るスマホで、ここまでデザインにこだわるのは率直にいってスゴいことだ。

Tone on Toneデザイン フレーム・上下パーツ・背面の色味をそろえる「Tone on Toneデザイン」を採用。言葉にするとそれほどではないが、実際にこれをやろうとすると難しい。特に、写真のRed(赤)のような本体色ではなおさらである

「MIL規格」プラスアルファのタフネスボディー

 docomo withは「機種変更を長期間しないユーザーでもおトクな料金プラン」として生まれた。そのため、対象機種は基本的に長期間使われることになる。同じ機種を長期間使うとなると、“頑丈さ”も機種選定に当たっては重要な指標の1つになる。

 F-05Jは、IPX5/IPX8等級の防水性能とIP6X等級の防塵(じん)性能に加えて、米軍の物資調達基準である「MIL規格(MIL-STD-810G)」のうち14項目(※1)に準拠している。また、メーカー独自に「お風呂利用」の試験も行い、風呂場のような高湿度下で利用できることも確認している(※2)。一般的な防水・防塵スマホよりも厳しい環境でも使える頑丈さを備えているのだ。

水にぬれたF-05J F-05JはIPX5/IPX8等級の防水性能を備える。キッチンなど、水回りでの利用も安心だ

 さらに、F-05Jでは「1.5mの高さ・26方向からコンクリートに落下させる試験」も実施し、画面が割れないことを確認している。これは成人男性が耳に当てたときの平均的な高さから落としてしまうことを想定した試験で、MIL規格における「1.22mの高さからのラワン材(木材)への落下試験」よりも厳しい基準だ。

落下試験 F-05JはMIL規格よりも厳しい「1.5mの高さ・26方向からコンクリートに落下させる試験」を実施し、画面割れなく正常に動作することを確認している(画像は富士通の製品情報サイトより引用)

 ただ、ボディーをいくら頑丈にしても「画面割れ」から逃れることは難しい。最近、画面の割れたままのスマホを見かける機会が多いが、これは指や手のケガにつながる危険な行為だ。スマホを使っていたらケガをした……なんてことがあったら、しゃれにならない。

 F-05Jでは、画面ガラスに耐傷性に優れた「Corning Gorilla Glass 3」を採用するだけではなく、画面側の縁を画面ガラスよりも0.3mm高くすることで画面が落下面に当たるのを防ぎ、落下時の画面割れリスクを抑えている。より長く安全にスマホを使う上で、この“縁”が重要な役割を果たしているのだ。

0.3mmの縁 F-05Jを含むarrows(ARROWS)スマホは、画面側の縁をガラスよりも0.3mm高くしている。わずか0.3mmだが、この“でっぱり”が落とした際の画面割れリスクを大きく軽減している

※1 arrows Be F-05Jの「MIL規格」準拠項目

落下、浸漬、粉塵、塩水噴霧、湿度、太陽光照射、振動、風雨、高温動作(60℃固定)、高温保管(70℃固定)、低温動作(-20℃固定)、低温保管(-30℃固定)、低圧保管、低圧動作


※2 arrows Be F-05Jの「お風呂利用」について

 メーカー独自の試験基準にもとづいて、F-05Jは高湿度条件下(浴室など)で利用できることが確認されています。ただし、以下の点に注意して利用してください。

  • せっけんやシャンプー、入浴剤の入った水など水道水以外のものをかけたり、水道水以外のものに漬けたりしないでください。それらが付着してしまった場合、直ちに常温の水道水で洗い流してください。
  • 湯船(温水)に漬けたり、落下させたりしないでください。誤って落下させてしまった場合は、直ちに取り出してください。
  • 湿気の多い場所に長時間放置しないでください。ご使用後は、浴室から取り出しておいてください。
  • 温水のシャワーを直接かけないでください。
  • サウナでは利用しないでください。
  • 寒い屋外から暖かい浴室などに急に本機を持ち込まず、一度室内に置いて本体が温まってから持ち込んでください(結露によって水没反応が出たり故障したりすることがあります)。
  • 浴室内では充電を行わないでください(感電の恐れがあります)。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2017年6月22日

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