冒頭にも書いた通り、F-05Jはdocomo with対象機種で、本体の実売価格が税込で3万円を切っている。
docomo withは対象機種を買うと月額料金が税別で1500円引きとなる、厳密には割引サービスである。対象外機種を購入しない限り、割引が永続することが大きな特徴だ。その代わり、端末購入に伴う割引サービス(「月々サポート」または「端末購入サポート」)は適用できない。
ここで気になるのが、その“損益分岐点”だ。F-05Jの購入後、どれくらいの期間使えば元が取れるのだろうか。ドコモオンラインショップでの税込販売価格を1.08で割ったもの、つまり税別にした販売価格をベースに計算したのが下表である。計算は、一般的な分割払い(割賦)のサイクルに合わせて25カ月で行った。
arrows Be代金の残高 | docomo with累計割引額 | |
---|---|---|
初月 | 26400 | 1500 |
2カ月目 | 25300 | 3000 |
3カ月目 | 24200 | 4500 |
4カ月目 | 23100 | 6000 |
5カ月目 | 22000 | 7500 |
6カ月目 | 20900 | 9000 |
7カ月目 | 19800 | 10500 |
8カ月目 | 18700 | 12000 |
9カ月目 | 17600 | 13500 |
10カ月目 | 16500 | 15000 |
11カ月目 | 15400 | 16500 |
12カ月目 | 14300 | 18000 |
13カ月目 | 13200 | 19500 |
14カ月目 | 12100 | 21000 |
15カ月目 | 11000 | 22500 |
16カ月目 | 9900 | 24000 |
17カ月目 | 8800 | 25500 |
18カ月目 | 7700 | 27000 |
19カ月目 | 6600 | 28500 |
20カ月目 | 5500 | 30000 |
21カ月目 | 4400 | 31500 |
22カ月目 | 3300 | 33000 |
23カ月目 | 2200 | 34500 |
24カ月目 | 1100 | 36000 |
25カ月目 | 0 | 37500 |
全て税別で計算 |
上記の表を見ると、F-05Jの場合は18カ月目、つまり1年半でdocomo withの割引額が端末代金を上回ることが分かる。少なくとも1年半使うと端末代金の元が取れるぐらいの割引に達するということだ。それ以降は、対象外機種に乗り換えない限り、docomo withの割引の恩恵に丸々あずかれることになる。
F-05Jの損益分岐点が「1年半」であることから、「じゃあ、そこまで使える機種なのか?」という疑問も湧いてくるだろう。
まず、ボディー的な意味では、MIL規格にプラスアルファした頑丈さを備えているのは先述の通り。1年半や2年間は余裕で使えるだろう。
スペック的にはどうか。F-05Jのプロセッサやメモリ・内蔵ストレージの仕様はベースのF-03Hと同一、つまり1年前のままとなっている。この先、2年間使うとある意味で「3年前」のスペックになってしまう。
しかし、昨今のスマホのスペックアップのスピードはゆるやかになっているので、2年後でも十分に使えるはずだ。唯一、不安要素を上げるとすれば内蔵ストレージ容量の少なさが気になるところだが、F-05Jは最大256GBのmicroSDXCを利用できるので、カメラの撮影データや音楽ファイルなどはmicroSDに保存するようにすれば良い。
ソフトウェア面では、OSは現時点で最新の「Android 7.1」を搭載している。同OSの新機能である「マルチウィンドウ」も問題なく動く。もちろん、「Twitter」「Facebook」といったSNSアプリ、「LINE」「WeChat」といったメッセージングアプリはもちろん、「Instagram」のような写真アプリもサクサク動く。
arrows Be F-05Jは「スマホでできること」を安価かつおトクに実現できるという意味で、最良選択肢の1つといえる。「友達や同僚とのコミュニケーションを円滑にするためのスマホがほしい」というのであれば、ピッタリだ。ドコモのスマホとしては価格も手ごろなので、家族へのプレゼントとしても良いだろう。ぜひドコモショップやドコモ取扱店で触ってみてほしい。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia Mobile 編集部/掲載内容有効期限:2017年6月22日