FOMA発表,その注目点は?FOMAの料金体系と共に,一部公開された試験サービス時に起こった問題とアンケート結果。「通話中の切断率は半分に減った」というが……。
9月3日,本サービスを1カ月後に控えNTTドコモのFOMAの料金体系が発表された。説明会場では“試験サービス開始時からどのくらい改善されたか”などが資料と共に説明された。 FOMA試験サービス中に448件の問題が発生し,うち90%に当たる402件が8月21日の段階で解決済みだという。また,試験サービス開始当初に発生していた雑音,無音などは解消されているという。 20回に1回はつながらない?少々気になったのは,電話をかけたときにつながるかどうか,を示す接続率について。「試験サービス開始時の約50%から約95%に改善(8月25日)」されたという。 たしかに試験サービス開始直後は,何度電話をかけてもつながらず,辛い思いをしたものだが(6月5日の記事参照),さすがに本サービスではかなり改善されているようだ。それでも,5%の割合でつながらないということでもある。 また,通話中の切断率は「サービス開始時の概ね半分程度に改善(8月25日)」されたというが,これも微妙なところ。6月11日時点に「FOMA N2001」を試したときは,途中で途切れずに通話を終えられたのは数回。ほとんどの場合は2〜3分でノイズが入り,会話が成り立たなくなっていた(6月11日の記事参照)。 この割合が半分になったとしても,“案外切れるな”というのが試験サービス時からの印象だ。 FOMAの音質は?説明会では,試験サービスのアンケート結果の概略も公開された。「約7割のモニターが“音声通話品質がクリアである”との評価」ということだが,もう少し詳細な説明が欲しいところ。 ここ1年程度,都心部でのドコモの携帯電話の音質はかなり悪化しており,通話が成り立たないこともしばしば。CDMA方式を利用したFOMAで音質が改善されているのは当然のことだが,試験サービス中に試した限りでは,auのcdmaOne携帯電話とほぼ同等の音質で,PHSよりは音質が悪い,という印象を持った。 どちらの点も,本サービスではどのくらい改善されているか。10月1日には改めてご報告したい。 [斎藤健二,ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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