第6回「捉えよ!モバイルマーケティングの全体像と今後の方向性」(2/3)
モバイルマーケティングの特性を最大限に活かしたマーケティング戦略をしかしマーケティング手法をひとつひとつよく見ていくと,あることに気付く。それは,“現状のインターネットマーケティングの手法とあまり変わらない”ということだ。モバイルだからこそ可能なマーケティングを模索していたにもかかわらず,マーケティング手法単体では,せっかくのモバイル特性が本当に活かされているのかが見えてこないのである。 そこで重要なのが,連載の第4回で述べた“コンテクストに沿った形でのマーケティング訴求をいかに行っていくか”ということである。時間,場所,目的意識の強弱,コミットの度合いなどにより,移りゆくユーザーコンテクストを読み解き,最適なモバイルマーケティングを選別。その組み合わせによってユーザーにより訴求していくことが重要になってくる。 また,同様に忘れてはならないのが,連載の第5回でも述べた,マスマーケティングとの連動だ。既存のマスマーケティングに対するモバイルの強みをきちんと理解し,マーケティング全体としてどのような戦略を描くのかが重要になる。これも,モバイルマーケティング手法を単に当て込むのではなく,ユーザーのコンテクストに沿ったマスとモバイルの効果的なマーケティングミックスを,綿密な戦略として落とし込むことが重要だ。 しかしモバイルマーケティングの可能性はそれだけには留まらない。単にマスマーケティングの中にモバイルマーケティングを組み込み,マーケティング全体における補完的な役割を担うだけではない。モバイルマーケティングでは,既存の各種マーケティングにで成し得なかった,『個』の価値観に入り込むことが可能なのである。そこで最後に,モバイルマーケティングの今後の方向性を仮説的に提示してみよう。
[イエルネット 杉村幸彦,ITmedia] 関連リンク 連載バックナンバー Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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