第6回「捉えよ!モバイルマーケティングの全体像と今後の方向性」(3/3)
モバイルマーケティングの今後の方向性モバイルマーケティングにおける今後の戦略争いでは,最大の強みであるパーソナルマーケティングのエリアがその焦点となるだろう。 顧客への認知度向上やブランド訴求は既存のマスマーケティングを上手く活用しながら,モバイルが最も効果を発揮できる顧客の行動の喚起や,固定客の囲い込みなどのパーソナルマーケティングで激しい勝負が繰り広げられる。 このエリアにおけるモバイルマーケティングでは,顧客を『個』として捉えることで可能となる,『個』の価値観に沿ったマーケティング訴求を目指していく方向性が描けていくるのである。 巷でよく叫ばれる“ユビキタスネットワークの到来”というビジネス環境の後押しも鑑み,図では仮説ベースで3つの方向性を示した。 これらのサービスがユーザーに浸透することで,また,各サービスが連動しながら有機的発展を遂げることで,モバイルマーケティング全体の可能性を高めていくことになる。 これらの『個』の価値観に沿ったマーケティング訴求が可能になれば,モバイルマーケティングは単なるマスマーケティングの補完的手法ではない,モバイルマーケティング独自の方向性を見出し,逆に既存のマスマーケティング戦略をも規定していくほどの強さを持つことが可能になるのである。 モバイルマーケティングのビジネス環境は整ってきた。だが『個』の価値観を捉えたモバイルマーケティングを実現し,それをトリガーとしながらほかのマーケティングに最大効果を発揮させるという,モバイルマーケティングの本当の実力を発揮している事例はまだ皆無に等しい。 既存のモバイルマーケティングに満足してはならない。モバイルマーケティングが真の実力を発揮していくのは,まだまだこれからなのであるのだから。
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