ビットワレット、FeliCa搭載iモード利用したポイントサービス
携帯電話に複数のポイントカードを集約。そんなことを実現するサービス「Edy Point Network」を、ビットワレットがEdy加盟店向けに始める。マツモトキヨシやソニープラザが、前向きに検討しているという。
ビットワレットは1月27日、FeliCa搭載iモード端末(2003年10月の記事参照)を活用した小売店支援サービス「Edy Point Network」を、対応携帯電話発売と共に提供すると発表した。Edy Point Networkを導入することで、加盟店は携帯電話でポイントカード/会員カード機能を実現できる。
現在、マツモトキヨシとソニープラザが導入を検討中。マツキヨポイントカードをFeliCa搭載iモード端末に対応させるという。
複数の店舗のポイントカードを1台の携帯に集約
Edy Point Networkは、Edy決済インフラを活用したポイント/会員管理サービス。導入加盟店は、新たな会員認証の仕組みやポイント用の端末を用意することなく導入できる。
利用者側も、複数のポイントカードを1台のFeliCa搭載iモード端末に集約できる。またポイント残高を携帯電話の画面で確認することや、ポイントなどをEdyバリューに換算して受け取ることも可能になる。
複数のポイントカードを一つに集約できる点については、FeliCa搭載iモードが通信機能とアプリ機能を備えていることがカギとなった。そもそもFeliCaはマルチアプリケーション対応のチップで、1枚のFeliCaカードに複数の機能を追加することもできる。ただし「カードの書き換えには高価なソフトと設備が必要で、実現しにくい」(ビットワレット)のが実情。FeliCa搭載iモード端末では、通信経由でダウンロードしたiアプリから、FeliCaアプリケーションを追加・消去できる(2003年10月の記事参照)。
Edy Point Networkは「Edy」か「Mobile Edy」(1月21日の記事参照)の加盟店が条件。顧客データベースは加盟店側が用意し、従来からのデータベースを接続することもできる。ひも付けはビットワレットが行う。Edyを使ったポイントサービスを新規に構築するよりも安くなると見込まれるが、具体的な導入価格は「加盟店によって異なる」(ビットワレット)としている。
2003年12月末時点のEdy加盟店数は、リアル・バーチャル合わせて3400店舗。FeliCa搭載iモードが登場する今年中頃までには1万店舗程度まで増やす計画だ。
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