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待受アプリ【まちうけあぷり】:Mobile Keywords
国内の携帯アプリで、一般的な機能となった“待受アプリ”。単にバックグラウンドでアプリが動作し続けるだけでなく、「待受画面」という携帯電話の一等地を、アプリ側で利用できるのがポイントだ。
待ち受けアプリとは、携帯電話の待受状態で起動・常駐させておけるJavaなどのアプリのこと。待受時に画像表示を行いつつ、アニメーション表示やメールソフト、スケジュールソフトなど、プラスαの機能を併せもつのが特徴だ。
待受アプリが登場したのは、J-フォンのJavaアプリに対応した「J-SH07」が最初だ。その後、iモードの504iシリーズやauのezplus対応機にも搭載されるようになった。
待受アプリではなくても、いわゆる待受的な使い方のできるアプリはある。だが、アプリの起動中に電話やメールの機能を利用するには、いったんアプリを終了しなければならなかった。アプリ上でのマルチタスク的な動作ができなかったのだ。
待受アプリの登場によって、こうした利用者の操作の手間を省くことができ、かつ、利用者にとってもバックグラウンドで動いているアプリの存在を気にしなくて済むようになった。
例えばiモードの場合、待受アプリには、「活性」「非活性」「休眠」という3つのモードが存在する。活性はいわゆるアプリを使用している状態のことで、カーソルキーなどはアプリの操作キーとして割り当てられる。
非活性は端末側の機能を使う状態で、待受アプリのアニメーションなどは動作しているが、キー操作は従来の機能に割り当てられる。休眠はいわゆる端末を閉じている時の状態で、画面はアプリのままだが、アプリそのものの動作は止まっている。
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