ニュース
日本通信、bモバイルで帯域制限
定額制のデータ通信サービス「bモバイル」のPHS通信が、帯域制限される。ファイル交換アプリケーションなどによるトラフィック増への対応のため。
日本通信は定額で提供しているデータ通信サービス「bモバイル」のPHSデータ通信について、4月20日から帯域制限を始めた。ファイルダウンロードやファイル交換アプリケーションに限ってトラフィックを制限する。固定系では帯域制限をかけるISPも増えてきているが(2003年10月20日の記事参照)、PHSなどの無線系では初めて。
「この何カ月か、大容量ファイルのやり取りが目立って増えてきている」(日本通信)状況で、多くのユーザーに影響が出ていることから実施を決めた。
同社は、PHSデータ通信だけでなく各種公衆無線LANサービスも提供しており、両インフラを組み合わせて最適な通信環境の提供を目指している。大容量ファイルのやり取りには、無線LANサービスのほうを使ってほしいというスタンスだ。
帯域制限は、メール専用の「U-MAIL」を除く全bモバイルサービスで実施される。
関連記事
- “ワンクリック”でモバイルインターネット〜日本通信の「b-mobile ONE」
日本通信は、パッケージを買ってソフトをインストールするだけで、無線LANやPHSのデータ通信を始められるつなぎ放題パッケージ「b-mobile ONE」を発売する。 - Intelが「bモバイル」の日本通信に出資
米Intelの投資ファンドIntel Capitalは1月22日、日本通信に出資したと発表した。 - 体感速度“384Kbps相当”は本当か?──「b-384」を試す
定額つなぎ放題サービス「bモバイル」向け新アクセラレータ「b-384」の公開トライアルが開始された。b-384ではサーバ/クライアント形式を採用。画像圧縮と通信の最適化で実スループットの向上を図っている。 - bモバイルの「U100」シリーズ、無線LANも使い放題に
PHSのパケット通信を使った日本通信の定額つなぎ放題パッケージ「bモバイル U100シリーズ」が、無線LANも使い放題になる。12月10日から。 - 100人のユーザーには100通りのbモバイルを
ワイヤレスつなぎ放題サービスで、アクセラレータの採用や公衆無線LANサービスとの連携など「ほかとは違う」サービスを提供してきた日本通信のbモバイル。今後もさらなる高速化とBTO的な仕組みの導入で差別化を図っていく考えだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.