ニュース
KDDI、地デジ端末を開発〜27日に一般公開
KDDI研究所とKDDIは、NHK放送技術研究所と共同で地上デジタル放送を受信できる携帯電話端末を開発したと発表した。5月27日から開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で出展される。
KDDI研究所とKDDIは、NHK放送技術研究所と共同で地上デジタル放送を受信できる携帯電話端末を開発したと発表した。
BMLに準拠しており、通信コンテンツと放送コンテンツの相互連携を実現する。また、位置情報履歴を端末/サーバ間で共有する拡張機能も実装するため、位置情報と連動したコンテンツも提供できる。
これにより、たとえば通信センターから端末の放送受信機能を自動起動し、緊急警報放送を画面上に表示させることが可能。データ放送から通信にリンクして、災害情報の詳細を取得できる。また、映画などの予告情報番組を視聴中、GPS機能を利用して最寄りの劇場情報を取得することもできる。
今後は、技術的な検証および“通信放送融合にふさわしいコンテンツ”の開発を目的とした実証試験を行う予定。端末は、5月27日から30日にかけてに開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で出展されるという。
関連記事
- ドコモ地デジ端末は「つまみ食い」コンセプト
ドコモが展示した地上デジタル対応端末「OnQ」は、通信と放送の融合を目指したコンセプトモデル。チャプターデータと呼ばれる番組構成表をダウンロードして、番組を“つまみ食い”するコンセプトだ。 - 三洋、地上デジタルTV対応携帯電話を開発
三洋電機は2.2インチ有機ELディスプレイを使った、地上デジタルテレビ放送対応の携帯電話を試作した。新開発のチップを使い90分のテレビ視聴が行えるほか、内部に30分の録画が可能。本体はCDMA2000 1xに対応している。 - 携帯にデジタルTV搭載〜NECが開発
ついに携帯電話にテレビ受像器が載った。NECが技術開発した試作機は、W-CDMA端末内にアンテナやチューナなどを内蔵し、連続1時間のTV視聴が可能になっている。 - 地デジの携帯端末向け放送、AVC/H.264を採用
日本放送協会および在京民放5社は、地上デジタルテレビ放送における携帯受信端末向けサービスの映像符号化技術に「AVC/H.264」を採用すると発表した。これにより、2005年度中にはサービスが開始できる見通しとなった。 - テレビとモバイルの連携──それぞれの思惑
- 1セグ放送、制作現場と広告の「課題」
- “1セグメント放送”が抱える課題と期待
- シャープ、携帯向け地上デジタルテレビチューナー開発
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.