携帯を挿すと「カーナビに早代わり」するスタンド
カー・イズは10月から、携帯電話をセットするとカーナビ機能を実現できるスタンド「Drive Station カーナビスタンド」を販売する。本体にGPSレシーバーとハンズフリー機能を内蔵しており、GPSアンテナと接続することで、スピーカー音声による経路案内を行える。
オートバックスセブンなどが出資するカー・イズは10月1日から、携帯電話をセットするとカーナビゲーション機能を実現できるスタンド「Drive Station カーナビスタンド」を販売する。価格は2万7800円で、ほかに月額情報料として315円が必要。一部地域で8月下旬から先行発売される。
対応機種は、現在ボーダフォンの「V602SH」「V601SH」「J-SH53」のみ。対応キャリアおよび機種は、順次拡大予定という。
本体にGPSレシーバーとハンズフリー機能を内蔵しており、セットのGPSアンテナと接続することで、スピーカー音声による経路案内を行える。モニター画面としては、ユーザーの携帯を使う。なお、GPS情報の精度を向上させるための車速センサケーブルも、別売り3000円で提供される。
地図データは、携帯電話の通信機能を使ってサーバから取得する。ユーザーがルート設定を行うたびに、通信で地図情報が配信される。画面上では、地図の自動拡大/縮小や交差点などでの音声案内、ルートを外れた場合のリルートが可能。VICS(道路交通情報通信システム)の交通情報を加味したルート検索も可能だ。地図情報は、サーバ側で随時更新される。
サーバではまた、30万カ所を超える全国のガソリンスタンド、コンビニエンスストア、テーマ別施設の情報を蓄積している。ユーザーが操作を行えば、こうした情報を通信経由で取得することも可能だ。
通信にかかる料金は、「1回のルート検索につき数十円〜100円程度。ルートを決めたら、走行時は通信を行わない」(オートバックスセブン広報)。実際にボーダフォンの「ハッピーパケットレギュラー」で“かんたんルート”を検索したところ、パケット料金は東京〜六本木駅間で33円、東京〜箱根湯本駅間が81円だったという。
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