KDDIはブラウザやメーラーといったアプリケーションの共通化を進める。従来、OS内のOEM層の上に直接、ネイティブアプリケーションとして搭載されていたブラウザやメーラーだが、今後BREW上のアプリケーションに変更。
端末開発時の検証行程の削減や、アプリケーションベンダーの開発行程を削減することで、タイムリーなサービス展開を行うのが目的だ。
2005年のWIN夏モデルから、まず2社がBREWベースに移行。2006年度以降は、全メーカーが対応する予定になっている。
KDDIは、携帯アプリケーションのBREW化を進めている。既に「EZナビウォーク」や「QRコード読み取り」「FMラジオ操作」などをBREWアプリケーションとして実装済み。「W21CA」に搭載したフルブラウザ「Opera」もBREWアプリケーションだ。
ブラウザやメーラーのBREW化も、その延長線上にある
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