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STマイクロ、シングルチップの1.3メガカメラモジュールを開発
STマイクロエレクトロニクスが、8×8×6ミリのコンパクトサイズに1.3メガピクセルカメラとイメージプロセッサ、アナログ回路を搭載したモジュールを発表した。
STマイクロエレクトロニクスが、普及価格帯の携帯電話などで採用が予想される、1.3メガピクセルのシングルチップカメラモジュール「VS6624」を発表した。
VS6624は、単焦点レンズとCMOSセンサ、デジタルイメージプロセッサ、それにアナログフロントエンドを単体の小型パッケージに集積したもの。ユニットは8×8×6ミリとコンパクトなパッケージになっている。ベースバンドチップと組み合わせることで、簡単にカメラ機能が実装できる。
CMOSセンサは3.7分の1型で、ピクセル欠陥補正、シャープネス、ガンマ補正、色空間変換などの機能を搭載したイメージシグナルプロセッサを搭載している。周辺光量低下防止アルゴリズムと自動ホワイトバランス制御機能により、さまざまな照明条件下でも高い色再現性を誇るという。
最大1280×1024ピクセルでの静止画および動画の撮影に対応。動画はSXGA(1280×1024ピクセル)で秒間最大15コマの撮影ができるほか、VGA(640×480ピクセル)なら30fpsでの動画撮影が可能。
現在エンジニアリングサンプルを出荷中で、2006年第1四半期末に量産を開始する予定だ。
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