割安感の出てきた「902iS」シリーズ、人気再燃の兆し:携帯販売ランキング(7月24日〜7月30日)
新端末が出揃い、そして次の端末はどんなものかという噂も聞かれ始めた、いわゆる端末の“谷間”の時期。そうなると端末価格も下がり、割安感も出てくる傾向にもなる──。さて、今回の携帯販売ランキングはどのような結果となるのか。
2006年夏モデルの登場から約2カ月が経過し、これら新機種も値下げされるようになってきた。割安感も出てきた最新機種の動向はどうか、人気端末の傾向は何か。では今回の販売ランキングを見ていこう。
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割安感の出てきた「902iS」シリーズ
ドコモの販売ランキングは、今回も「N702iD」(写真)がトップを獲得。連続首位記録を「4」に伸ばした。
続いて「P902i」、「SH902i」、「SH902iS」が入り、1位から4位の順位は前回と変わらず。今回のランキングもさほど大きな変動は見られない。
その中でやや大きな変動を見せたのは、8位から5位に上がった「N902i」と、ランク圏外から10位に入った「F902iS」だ。とくにF902iSは、6月16日の発売以来、トップ10に顔を出したことがなかったが、発売から約1カ月半が経過し、ようやく販売数に結びついてきた。初出時の価格(新規契約:3万円半ばから後半)から3万円前半あたりに値下がりしてきたことが要因の1つと思われる。
なお端末価格の値下げはF902iSだけでなく、902iSシリーズ全般で行われているようだ。安価になり、割安感も出てきた902iSシリーズの人気再燃を期待したい。
1世代前のモデルは「1円」の端末も──割安感から人気
auの販売ランキングのトップは、今回も「W41CA」(写真)。相変わらず人気があり、独走という印象だ。
一方、セカンドグループを熾烈に争うのは2006年夏モデルの「ウォークマンケータイ W42S」と「W44T」の2機種。前々回から5位、3位とじわじわ順位を上げ、前回はついにW42Sを抜いて2位まで上ったW44Tだが、今回はW42Sが踏ん張り、2位を奪い返した。
今回健闘したのは、多くのショップで1円になっている「W43T」で、6位から4位にランクアップした。そこそこ薄いボディと角を落とした滑らかなデザインを採用し、323万画素カメラや閉じたまま操作できる音楽操作専用キーを搭載。音楽サービス「LISMO」や3D表示機能が使える「EZナビウォーク 3Dナビ」などに対応する。量販店によると、デザインと機能のバランスもほどよく、割安感も相まって、最近人気が高まっているという。
“薄型・軽量・スクエア”のトレンドに沿った705SH SLIMIA
スリムな「705SH SLIMIA」(写真)、AQUOSケータイ「905SH」、VGA液晶「904SH」は今回も不動。1、2、3位を独占した。
量販店の携帯電話売り場で見比べると、705SH SLIMIAの質感のよさにはかなり惹かれる。多くの売り場面積を占有しているのはAQUOSケータイであることが多いのだが、手にとってじっくり確認する人の割合は705SH SLIMIAのほうが多い印象である。
最近のように新端末が出揃ったいわば“谷間”の時期は、やはり売り場での第一印象から購入に結びつくことが多いといえそうだ。とりわけ最近では“薄型・軽量・スクエア”がトレンドだ。
そして5位には、前回7位だった「705T」が入った。ここ最近、6〜7位あたりをうろうろしていた同端末だが、22日より例のあのキットの配布を開始し、29日にはあの方のイベントが行われた効果か、めでたくランクアップした。
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