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写真で解説する「813T」

東芝製の「813T」は、30〜40代をターゲットに作られた“4番目の81xT”。シニア層向けの「810T」、音楽にこだわる10〜20代向けの「811T」、子ども向けの“コドモバイル”「812T」とこの813Tで、81xTシリーズはすべての世代をカバーする。

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 2006年秋モデルとして登場した東芝製端末「810T」と「811T」は、厚さ20ミリというコンパクトなボディに、発表当時最新の機能を搭載していた、見かけによらず中身の濃いモデルだった。今回発表された「813T」は、810T/811Tの兄弟機で、事実上811Tの別デザインモデルと考えていいだろう。

 徹底的にフラットサーフェス化されたボディは、背面がメッキ、裏面がマットと対照的な表面処理が施されている。“メッキ”という、やもするとアバンギャルドな素材感を、非常に淡い「ピンク」「シャンパンゴールド」「ブルー」「シルバー」で包むことで、上質感漂うクールな雰囲気に仕上げられているのが特徴だ。

PhotoPhotoPhoto 左から「ブルー」「ピンク」「シャンパンゴールド」「シルバー」。

 この落ち着いたデザインが、ほとんど同じスペックでもビビッドな6色で展開されている811Tとのターゲットの違いを表している。会場の担当者に聞いたところ、2006年秋モデルとして発表された811Tは、「ミュージックコンソール」を持ち“音楽”を訴求することで10代〜20代向けという位置づけ。一方810Tは「アドバンストシンプルモード」や、手から滑りにくいエンボス加工の表面処理で“心地よい使いやすさ”を訴求したモデルだという。また、2006年12月に開発発表された“コドモバイル”「812T」は防犯ブザーを中心に子ども向けを前面に打ち出した。そこで813Tでは、抜け落ちていた上質感や持ち物へのこだわりを持つ、30代から40代の層に向けて仕上げられたわけだ。

 そのため約49×97×20ミリというサイズも810Tや811Tと同じで、有機ELを使ったサブディスプレイや、中央部を膨らませた「ドームキー」、左側面に配置されたmicroSDカードスロットなど、基本的な設計は変わっていない。

PhotoPhoto 表側はメッキで艶やかに、裏側はマットで落ち着いた雰囲気と対照的な表情を見せる
PhotoPhoto サイドキーの配置や割り当ては810Tや811Tと共通
Photo 810T/811Tと同じ0.8インチの有機ELを使ったサブディスプレイは、最近流行のハーフミラーの中に収めるデザイン。点灯時のみその存在をアピールする
Photo 背面に左右対称に並ぶというスピーカーのレイアウトも810T/811Tと共通だ。メッキ面をスパッと四角く切り落としてパンチングメタルで塞ぐデザインでクールさを演出している
Photo 有効画素数324万画素のCMOSカメラも変わっていない

Photo 最大2GバイトまでのmicroSDカードが使用可能
Photo キーの形状はドーム状から波形のものに変わっている

 機能性を訴えないクールな表情ながら、最新のソフトバンクのサービスには「S! FeliCa」と「おなじみ操作」以外すべて対応している。コンパクトなボディからはなかなか想像できない、機能がギッチリ詰まったモデルとなっている。

 もちろん、東芝製端末として人気の3D待ち受けキャラ「くーまん」「くーまんの部屋」はしっかり搭載。本体のクールなデザインとは裏腹に、画面上で愛らしい動きを見せてくれる。また、新たな機能として、メール作成中やWeb閲覧中にメールを受信したときに、今行っている作業を中断せずに新着メールを確認して返信できる「今すぐ読メール」も搭載している。

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メインメニューもこれまでの兄弟機と共通のデザイン
PhotoPhotoPhoto 使い勝手に応じてシンプルメニューに変更可能。
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3D待ちうけキャラ「くーまん」は813Tにも登場してくれる。

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