ドコモの「2in1」、番号別の着信回避とBアドレスメールの自動保存に対応
NTTドコモは、「2in1」サービスにA・Bナンバーごとの着信回避機能と、Bアドレスで利用するWebメールの自動端末保存機能を追加すると発表した。端末からの設定作業のみで、10月10日から利用可能になる。
NTTドコモは10月4日、1台の端末で2つの電話番号とメールアドレスを使える「2in1」サービスに、10月10日の10時から新機能を追加すると発表した。2in1の利用料は月額945円で、新機能による追加料金は発生しない。
新機能の1つはA・Bナンバーごとの着信回避機能。利用している電話番号ごとに着信を制限する設定ができ、それぞれ着信した際に電源オフか圏外と同じような状態にできる。ただし、留守番電話サービス利用中の場合は留守番へ接続、転送でんわサービスを利用している場合は、指定先番号に転送する。
着信回避機能の設定は、2in1を利用する端末から「1414」へ発信し、ガイダンスに沿って行う。
もう1つは、Bアドレスで利用するWebメールの自動端末保存機能。従来は、Bアドレス宛のメールを受信しても端末からWebメールにアクセスしないと読めず、手動でダウンロードしないと端末に取り込んで保存することはできなかった。
新機能の追加後は、Bアドレスも通常のiモードメールと同じようにメールの受信、確認が可能になる。また、Webメールサイトで自動振分設定をしている場合、そのフォルダごとに自動端末保存設定が行える。ただし、端末保存したメールからの返信はできず、Bアドレスからメールを送信する場合は、これまで通りWebメールサイトから作成、送信する必要がある。
自動端末保存機能の設定は、Webメールサイトの「WEBメール設定」から「新着メール受信設定」を選択し「自動端末保存」で行う。
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