写真で解説する「W54SA」(2/2 ページ)
冬モデルで唯一、ワイドVGA液晶を搭載したRev.A端末「W54SA」。和のイメージで統一されたボディには最新機能がすべて搭載され、PCのタッチパッドのように使えるスムースタッチはPCサイトビューアのスクロールや漢字の手書き入力に対応する。
Rev.A、3インチワイドVGA、ATOK、Bluetooth――基本機能も充実
クアルコムの新しいチップセットMSM7500を搭載したW54SAは、基本機能も充実している。まず目を引くのは、冬モデル唯一となるワイドVGA液晶の搭載だ。従来のVGAモデルは、表示の一部のみがVGA対応となっていたが、W54SAでは「EZwebなど一部の機能は対応していないものの、ほとんどの機能がVGA表示に対応している」と説明員。
冬モデル向けには、ワンセグを見ながらWebを閲覧したり、EZナビウォークを見ながらメールを書いたりできる「マルチプレイウィンドウ」や、待受画面上にカレンダーやフォトスライドショー、ブログの更新履歴などを設定できる「au one ガジェット」などのサービスが用意され、W54SAの高精細なワイドVGAディスプレイが生きるところだ。なおガジェットは、Eメール新着、Cメール新着、通話発着信履歴、カレンダー、フォトスライドショー、LISMO、au one ガジェット、GREEガジェットがプリセットされる予定だという。
BluetoothはAVプロファイルに対応し、PCとのデータ交換やハンズフリー通話に加え、LISMOの音楽やワンセグ、ラジオの音声をワイヤレスで聞くことができる。また日本語入力システムは、前モデルのAdvanced WnnからATOKに変更された。
下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsの高速通信が可能なRev.Aにも対応し、テレビ電話も利用可能。ICレコーダーや国語/英和/和英辞書、PCサイトビューアー、PCドキュメントビューアーも搭載され、PCサイトビューアーは横表示に対応する。
AV・マルチメディア機能は
AV・マルチメディア機能として搭載されるのは、ワンセグ、デジタルラジオ、EZ・FM、LISMO Port対応のau Music Playerなど。ワンセグ機能は前モデルとほぼ同等の機能になるといい、予約録画やタイムシフト再生、テレビ出力機能に対応する見込みだ。
音楽機能は携帯向けPC用統合管理ソフト「LISMO Port」に対応。端末側ではmoraなどからダウンロードしたATRACデータと着うたフルを混在した形でプレイリストを作成でき、800Mバイトの内蔵メモリや外部メモリに保存した楽曲をフォーマットを気にすることなく楽しめる。なお、SD-Audioプレーヤーは従来と同様、独立しており、着うたフルやATRACと混在した形で聴くことはできない。
カメラはAF付き有効318万画素CMOSで、前後の横・縦、前後、回転のブレに対応する6軸手ブレ補正機能を装備して静止画/動画の手ぶれを補正する。撮影最大サイズは、静止画が2048×1536ピクセル、動画がVGAサイズ(30fps、最大90分撮影可能)。前モデルに搭載された「ぱぱっとパノラマ」や「すすっとスキャン」も引き続き搭載される。
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