新機種登場はもうすぐ──販売数順位に変動なく、「待ち」傾向顕著に:携帯販売ランキング(10月22日〜10月28日)(2/2 ページ)
今週1日、ドコモが新機種を発表し、携帯3キャリアの2007年冬商戦向けモデルが出そろった。新機種はいよいよ11月中旬から順次発売される予定だ。そのためか全体的にランキングの変動は少なく、停滞ぎみの傾向を見せている。
順位の変動、ほとんど見られず──新色を追加した「W53T」のみ好調傾向
auの販売ランキングは、一部機種で若干の順位入れ替えがあった以外は、同じ顔ぶれという状況だ。
首位はシャープ製のワンセグ端末「W52SH」。連続首位記録は「16」に伸びた。
続いて東芝製のウェッジシェイプデザインワンセグ「W53T」がランクイン。前回の5位から3つ順位を上げて2位に入った。W53Tは10月25日に新色「ネイビーラピスラズリ」と「ホワイトムーンストーン」を追加したが、この投入効果が顕著に表れたようだ。
そのほか今回は、同じ東芝製のハイエンド端末「W54T」も前回より1つ順位を上げ、7位に入っている。一方、カシオ計算機製のデジカメケータイ「EXILIMケータイ W53CA」と防水ワンセグ「W52CA」、三洋電機製のソリッドデザインワンセグ「W52SA」は前回5位だったW53Tに抜かれて、それぞれ1つ順位を下げた。
さて、「au買い方セレクト」の開始日が11月12日に迫っている。auの冬商戦向け新機種は注目度の高い「INFOBAR 2」を含めて11月中旬以降から順次発売する予定としている。このうち新プラットフォーム「KCP+」を採用する「W56T」「W54S」「W54SA」はやや遅めになるようだが、それ以外はいつ頃登場してくるだろうか。
ソフトバンクも新機種登場を控え、ランキング停滞ぎみ
ソフトバンクモバイルの販売ランキングは今回、大きな変動がなく、やや停滞ぎみとなっている。
首位は2006年11月発売の“AQUOSケータイ 2nd model”「911SH」が獲得。連続首位記録は今回で「4」となった。
続いて2位にパナソニック モバイル製の「705Px」、3位にシャープ製のFULLFACE 913SH」、4位にAQUOSケータイ 3rd model「912SH」、5位に東芝製の「911T」(前回6位)がランクインした。上位5機種で順位が変わったのは911Tのみとなっている。
今回、最も大きな動きとなったのはシャープ製のデジカメケータイ「910SH」。前回の9位から3つ順位を上げ、6位に入った。そういえば今回の新機種で、光学3倍ズームレンズを搭載するハイスペックカメラ搭載機が2つも登場する。ソフトバンクモバイルの「PHOTOS 920SC」(Samsung電子製)と、ドコモの「Cyber-shotケータイ SO905iCS」の出現は、最近、人気端末に返り咲いた910SHの動向に何か影響を与えるだろうか。
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