写真で解説する「822T」
ソフトバンクケータイでは初めて防水性能を備えた「822T」は、孫社長が「世界一、キーが打ちやすい防水ケータイ」と意気込む自信作。本体背面を彩る「キラキライルミ」や基本機能を中心にチェックした。
東芝製の「822T」は、IPX5とIPX7相当の防水性能を備える、ソフトバンク初の防水ケータイだ。バスルームやキッチンなどの水周りで通話、メール、ブラウジングなどができ、孫社長は「風呂でメールを使うことにこだわった」と発表会で紹介した。
本体のサイズ(折りたたみ時)は約102(高さ)×50(幅)×18.8(厚さ)ミリで、重さは約127グラム。富士通製のドコモ向け防止ケータイ「F705i」の厚さ13.7ミリ、重さ約111グラムには及ばないが、防水ケータイとしてはある程度の薄型軽量化が図られている。また、大型で中央部分が盛り上がった独立キーをダイヤルキーに採用し、爪の長い女性でもしっかりキータッチできるよう配慮されている。このキーの操作性にはソフトバンクモバイルの孫正義代表取締役社長も自信を持っているようで、「防水ケータイでは世界一打ちやすいキーだ」とアピールしていた。
ただしワンセグは搭載されておらず、「風呂に入りながらテレビを見る」といったことはできない。国際ローミング、GPS、おサイフケータイ、3Gハイスピード、Bluetoothにも非対応で、ミドルクラスの東芝ケータイとしては物足りなさも残る。S!アプリ(メガアプリ)、Yahoo!mocoa、S!一斉トーク、S!速報ニュース、PCサイトブラウザ、デコレメールなど、ソフトバンクの基本サービスには対応する。


本体正面(左)。メインディスプレイは2.4インチのQVGA(240×320ピクセル)サイズで、光の乱反射を抑えて自然光の下でも画面が見やすい「クリアスクリーン液晶」を採用。キー配列は従来の東芝端末と同じ。本体背面の正面(中央)。流れる水をイメージした「ゆらめきパネル」を採用しており、角度によって表面の見え方が変わる。中央には0.6インチの有機ELのサブディスプレイを搭載し、時刻や着信時の名前・電話番号などを表示する。本体裏面にはカメラ、ライト、赤外線ポートがある(右)822Tは、音声着信やメール受信、本体開閉時などにイルミネーションが点灯する「キラキライルミ」を背面に搭載している。
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ソフトバンクの東芝ケータイのマスコットキャラクター“くーまん”も登場し、「くーまんの部屋」を利用できる(左端)。待受画面にくーまんを表示させたり(中央左)、くーまんから届くメールを見られる(中央右)。オーディオプレイヤーではくーまんの背景画像を設定できる(右端)

日本語入力システムは、従来の東芝機種と同じく「Mobile Rupo」を採用。「英カナ」「予測」「数字」タブから変換候補を選択する(左、中)。アドレス帳登録外の差出人から届いたメールを自動振り分けする「迷惑メール振分」も継承(右)

メインメニューには4×3のアイコンが並ぶ(左)。東芝ケータイおなじみのオーディプレイヤーを搭載(中央)。カメラはオートフォーカス対応の196万画素CMOS。撮影時に肌・目・鼻などを検出し、被写体が美しくなるよう補正する「美肌」モードを利用できる(右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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