VIERAにREGZA、防水、横開きフルキー端末、株ケータイやティファニーコラボも――ソフトバンク、春モデル15機種発表
ソフトバンクモバイルが、15機種の2008年春モデルを発表。VIERAやREGZAといったブランドケータイやソフトバンク初の防水モデル、株専用ケータイ、横開きスタイルにQWERTYキーのみ搭載の“インターネットマシン”など、多彩なモデルをラインアップする。ティファニーとのコラボで限定モデルも投入する。
ソフトバンクモバイルが1月28日、15機種の2008年春モデルを発表した。多様なライフスタイルに合わせて選べるモデルがラインアップされ、端末選びの楽しさを味わえるモデルが出そろった。
(下段左から)822P、コドモバイル 820T、かんたん携帯 821T、822T、X02NK/Nokia N95、X03HT
最近のトレンドとなっているブランドケータイは、東芝製のREGZAケータイ「921T」とパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のVIERAケータイ「920P」が登場。920Pは、ドコモのVIERAケータイと同じ、横開きのWオープンスタイルを採用したモデルだ。
新生活が始まる春に向けて投入することもあり、人それぞれのライフスタイルを考えた端末も登場。ソフトバンクモバイル初の防水ケータイ「822T」や、シニアケータイ「821T」、コドモバイル第2弾の「820T」、SBIイー・トレード証券の株取引に特化した「920SH YK」などが登場する。また、国内外でGPSを使えるノキアの「X02NK」も、出張の多いビジネスマンの強い味方になるだろう。
ギミックに凝った端末が多いのも春モデルの特徴だ。「922SH」は携帯電話からダイヤルキーをなくし、QWERTYフルキーボードのみを搭載したインターネットマシン。Windows Mobile機にはよくある形だが、一般的な携帯としては珍しい試みだ。FULLFACEの第2弾として登場する「921SH」は、画面下部にタッチパネルのソフトキーと決定キーを搭載し、閉じたままさまざまな操作を行えるようになった。
Windows Mobile搭載機の「X03HT」は、表面にソフトキーとダイヤルーキーを備え、スライド式のQWERTYキーも搭載したスマートフォン。携帯電話の操作性とフルキーボードの利便性を1台の端末で実現している。
またTHE PREMIUM TEXTURE 823SHをベースに、ティファニーとのコラボレーションにより生まれた特別モデルも販売する。型番などの詳細は未定だが、プラチナの台にダイヤを400個前後(20カラット以上)乗せた超高級携帯で、価格は1000万円前後になる模様。出荷は3〜4カ月先で、10台限定で販売するという。まずはソフトバンクショップ原宿で展示し、販売申し込み方法などは後日発表する。発表会場で社長の孫正義氏は上戸彩さんにこのティファニーケータイを1台プレゼントすることを明らかにした。
各機種の主な特徴は以下の通り。
機種名 | 主な特徴 | 詳細記事 | 写真記事 |
---|---|---|---|
FULLFACE 2 921SH | FULLFACEのセカンドモデル。タッチパネルとモーションコントロールの搭載で閉じた状態での操作性が向上。3.2インチフルワイドVGAディスプレイ搭載。PCメール対応。3月上旬以降発売 | 詳細記事 | 写真&動画解説 |
インターネットマシン 922SH | 横開きボディで3.5インチフルワイドVGA+QWERTYフルキーボード搭載。端末を閉じた状態で背面にあるサブディスプレイとタッチセンサーを使って電話をかけられる。PCメール対応。3月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説(外観)、写真解説(ソフト) |
920P | Wオープンスタイルの“VIERAケータイ”。3インチフルワイドVGAディスプレイ、映像高画質化技術の「モバイルPEAKSプロセッサー」、メディアジャンプボタンを搭載。5.1Mピクセルカメラも装備。2月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説、動画で見る |
921T | 2.8インチ有機ELディスプレイを搭載した回転2軸ボディの“REGZAケータイ”。画質設定・輪郭強調機能を搭載し、スピーカーをフロントに装備。3.2Mピクセルカメラ、GPS搭載。3月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説、動画で見る |
THE PREMIUM TEXTURE 823SH | 820SH、821SHをベースに“素材感”を追求したモデル。本革、カーボン、エボニーなどの着せ替え用パネルをオプションで用意。3月上旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
820SC | 有機ELディスプレイ搭載の回転2軸型ワンセグケータイ。録画機能を装備し、microSDHCへの録画が可能。タッチセンサーを使ったチャンネル切り替えや各種操作に対応。2月中旬以降発売 | 詳細記事 | ─ |
821SC | 有機EL搭載、幅49ミリのコンパクトワンセグ。女性ユーザーを意識したモデルで、ボディ形状は折りたたみ型。カメラのガイダンス機能を装備。3月中旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
822P | 厚さ8.9ミリのスリムストレート。フルフラットデザインのボディにグラデーションのカラーリングを施した。2月中旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
コドモバイル 820T | コドモバイルの第2弾。きらきらイルミや時間割ツール、防犯ツールを子供向けに、イドコロメール、利用制限機能を保護者向けに用意。2月上旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
かんたん携帯 821T | シニア層向けに、簡単かつ安心な機能を追求したモデル。GPS搭載。ワンタッチダイヤルキー、イルミを使った操作ナビ、操作練習Flashを搭載。3月上旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
822T | ソフトバンク初の防水モデル。IPX5、IPX7の防水性能を装備。きらきらイルミ搭載。2月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
X02NK/Nokia N95 | Nokia「N95」ベースのデュアルスライド。カールツァイスレンズの500万画素カメラを搭載し、ワンクリックでブログやSNSに投稿する機能を用意する。GPSは国内ではNAVITIME、海外ではNokia Mapsを利用できる。4月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
X03HT | QWERTYキーとダイヤルキーを装備したWindows Mobile搭載機。150グラムのコンパクトなボディ。PCから取り込んだ音楽の一部を着信音に設定可能。4月下旬以降発売 | 詳細記事 | 写真解説 |
920SH YK | 920SHがベースの株ケータイ。SBIイー・トレード証券の株取引に特化し、Y!キーの代わりに株取引キーを装備。3月下旬以降発売 | 詳細記事 | ─ |
未定(THE PREMIUM TEXTURE 823SH Special Edition) | ティファニーとのコラボレーションで生まれた特別モデル。プラチナの台にダイヤを400個前後(20カラット以上)のせた。価格は1000万円前後で10台限定。発売時期を含め詳細は未定 | ─ | ─ |
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
※2008年1月28日現在の情報です。仕様は変更される場合があります。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連キーワード
920P | 820T | 821T | 822T | FULLFACE2 921SH | 921T | 922SH | X02NK | X03HT | 820SC | 821SC | 822P | 920SH YK | 株 | QWERTY | 920SH | GPS | 有機EL | VIERA | 防水 | Windows Mobile | イー・トレード証券 | Nokia(ノキア) | REGZA | ソフトバンクモバイル | THE PREMIUM 820SH | THE PREMIUM 821SH | microSDHC | NAVITIME(ナビタイム) | スライドボディ | スマートフォン
関連記事
- 春モデル向けの新サービスをチェックする――ソフトバンクモバイル編
春モデルの投入に合わせて、新サービスの導入や既存サービスの機能拡張を行うソフトバンクモバイル。携帯でPCのメールを扱える「PCメール」や、端末内のスケジューラにあわせて自動でプレゼンスが更新される「S!ともだち状況」など、興味深いサービスが出そろった。 - 着せ替えパネルは木や本物の牛革――「THE PREMIUM TEXTURE 823SH」
「THE PREMIUM TEXTURE 823SH」はスリムワンセグケータイの第3弾。THE PREMIUM 820SH/821SHでは背面にステンレスパネルを採用していたが、THE PREMIUM TEXTURE 823SHは本物の牛革や木のパネルで着せ替えられる。 - グラデーションが美しい、厚さ8.9ミリの極薄フラットストレート──「822P」
パナソニック モバイル製の「822P」は、厚さ8.9ミリの薄型フラットな形状と美しいグラデーションカラーが特徴のストレート端末。2.2インチQVGA液晶、200万画素AFカメラ、Bluetoothなどを搭載し、国際ローミングに対応する。 - “本当の使いやすさ”を目指したシニアケータイ──「821T」
見やすい画面、押しやすいボタン、分かりやすい操作、緊急時の通知機能など、ソフトバンクモバイル初のシニア向けケータイ「821T」は、シニアユーザーが“ほんとうに使いやすい”と実感できる工夫を施したユニバーサル携帯に仕上げた。 - 子どもは楽しく親は安心、デザインを一新した“コドモバイル”第2弾──「820T」
ソフトバンクの子ども向けケータイ“コドモバイル”の第2弾が登場。デザインを一新した「820T」は、きらきらイルミや時間割ツール、キティやスヌーピーコンテンツなど子ども楽しめる機能とともに、防犯ブザー、イドコロメール、利用制限機能など保護者に配慮した機能を搭載する。 - QWERTYキー&テンキーで“フツー”に使える小型Windowsケータイ――「X03HT」
ソフトバンクモバイルのHTC製端末「X03HT」は、QWERTYキーボードに加えテンキーも備えたWindows Mobile搭載機。コンパクトなボディのこのスマートフォンは、ある時はケータイ、ある時はスマートフォンとしてさまざまなシーンで利用できる。 - タッチセンサー付き有機ELに録画対応ワンセグを装備──「820SC」
Samsung電子製の3Gハイスピード対応端末「820SC」は、2.6インチの有機ELディスプレイの四隅にタッチセンサーを備えたワンセグケータイだ。録画機能や放送中の番組のイメージを一覧表示する「番組プレビュー」機能などを備える。 - 有機EL搭載、手になじむコンパクトサイズの“女ワンセグ”――「821SC」
Samsung電子製のソフトバンクモバイル端末「821SC」は、有機ELを搭載した女性向けワンセグモデル。ワンセグは最大4GバイトまでのmicroSDHCに録画でき、きれいな写真を撮影するための操作ガイダンスを用意する。 - カールツァイスレンズ+5メガCMOS搭載の“世界仕様”GPS端末――「X02NK」
ノキアの「X02NK」は500万画素カメラを搭載するデュアルスライドモデル。下にスライドさせると音楽操作用キー、上にスライドさせるとダイヤルキーが現れる。GPSは国内外で利用可能。ワンクリックで撮った写真をSNSやブログにアップする機能も備える。 - お風呂で“ただ友”と電話、ソフトバンク初の防水ケータイ――「822T」
東芝製の「822T」は、ソフトバンク初の防水ケータイ。IPX5/IPX7に適合する防水性能を持ち、お風呂やキッチン、プールサイドなど、水回りでの利用が可能。背面には“流れる水”をイメージしたイルミネーションを搭載する。 - 振って操作、傾けて横ワイド画面、なぞって操作――進化したFULLFACE2「921SH」
フロント部に大画面を搭載したFULLFACEをスペックアップし、操作体系を進化させたのがFULLFACE2こと「921SH」。モーションセンサーとタッチセンサーの搭載で、閉じたまま利用する際の操作性が大幅に向上した。 - ついに登場、有機EL搭載の“REGZAケータイ”――「921T」
ソフトバンクモバイルの「921T」は、東芝が展開するハイビジョンテレビのブランドを冠した“REGZAケータイ”だ。ハイエンド端末「920T」の機能はそのままに、鮮やかな映像を映し出す有機ELディスプレイを搭載した。 - 横にも開くWオープン、待望の“ほぼ全部入り”ハイエンド──「920P」
パナソニック モバイルがソフトバンクモバイル向けに初めて投入するハイエンドモデルが「920P」。3インチフルワイドVGA液晶とディスプレイが横にも開く“Wオープンスタイル”を採用し、ワンセグ、HSDPA、GPS、Bluetoothなど、ほぼ全部入りスペックの「VIERAケータイ」として登場する。 - 3.5インチフルワイドVGA+QWERTYキーの“インターネットマシン”──「922SH」
「ケータイをインターネットマシンへと進化させる」──。孫正義社長がそう宣言してから約3カ月弱。シャープから、NokiaのCommunicatorのような横開きのQWERTYキーボード搭載ケータイが登場する。ワンセグにも対応しており、大画面で映像が視聴可能だ。 - 株取引専用キーを設けた“株ケータイ”――「920SH YK」
「920SH YK」は、株の取引が快適にできるソフトバンクモバイルの“株ケータイ”。株取引メニューを呼び出す専用キーや、フルワイドVGAディスプレイの搭載することで、アクセスのしやすさや一覧性に配慮した。 - 新規加入から3年間基本料無料──学生向けの「ホワイト学割」、ソフトバンクが発表
ソフトバンクモバイルは1月21日、新規加入から3年間、ホワイトプランの基本料金が0円、パケットし放題が0円〜4410円になる「ホワイト学割」を発表した。また、学生向けのコンテンツを集約したポータルサイト「コンテンツ学割クラブ」を開設する。 - ケータイを“インターネットマシン”へと進化させる──ソフトバンク 孫正義社長
ソフトバンクの孫正義社長は11月6日、中間決算発表会で業績を開示。「ソフトバンクは“日本の携帯第3位の会社”ではない。アジアのナンバーワンインターネット企業が、携帯電話事業を始めたのだ」と力説した。 - 3.2インチフルワイドVGA、5メガ3倍カメラなど8モデル、“シャア専用”も──ソフトバンクモバイル2007年秋冬モデル
ソフトバンクモバイルの2007年秋冬モデルは、4代目AQUOSケータイやSamsung電子製の光学3倍ズーム搭載5メガカメラ搭載機、東芝製のGPS対応ワンセグハイエンド機、シャープ製スリムワンセグなど8モデルをラインアップ。913SHの“シャア専用”モデルも発売する。 - チタンボディ、フラットスライド、VGA+HSDPA、Windows Mobile 6など12+1モデル──ソフトバンクの夏モデル
ソフトバンクモバイルは、2007年夏商戦向けに12+1モデルを発表。シャープの新しい“AQUOSケータイ”や国内初のパナモバ製スライド端末、Windows Mobile 6 搭載機などを投入する。【スペック表追加】 - ワンセグ、世界最薄、HSDPA、20色展開など14機種58色──ソフトバンクの春モデル
ソフトバンクモバイルは春商戦向けの2007年春モデル14機種58色を発表。20色展開する“PANTONEケータイ”や、HSDPA対応の全部入りスライド端末のほか、コドモバイルや薄さ“8.4ミリ”のストレート端末などが登場した。【スペック表・サービス対応表追加】
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.