検索
レビュー

写真で解説する「コドモバイル 820T」

「コドモバイル 820T」は、2007年春モデルとして登場した「コドモバイル 812T」の機能をそのままに、前作では小学校高学年の児童にはやや敬遠される傾向にあったデザインを一新し、ユーザー層を広めたコドモバイルシリーズの第2弾モデルだ。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

 「コドモバイル」シリーズはソフトバンクモバイルの子ども向け端末。初代コドモバイル「812T」の登場から約1年が経過し、そのシリーズ第2弾となる「コドモバイル 820T」が2008年春モデルのラインアップとして登場する。淡いピンクと鮮やかな青い色のボディの両サイドを大きくえぐったように防犯ライトが配置された大胆なデザインがいまだ記憶に新しい第1弾だが、第2弾のコドモバイルはそのデザインをリニューアルした。

 ボディカラーは812Tにもあるピンクとブルーはそのままに、820Tでは新たにホワイトを加えた。今回のリニューアルは、前作のコドモバイルのユーザー層をさらに広げるというのがコンセプトだからだ。初代コドモバイルのデザインが小学校高学年の児童にはやや敬遠される傾向にあったため、こうした年齢層を取り込み、さらに最近男女を問わず好まれるホワイトを加えることで、選択肢を増やしユーザーの拡大を狙ったという。

photophoto 左からフラワーピンク、スノーホワイト、ジェットブルー。812Tのピンク、ブルーのほか男の子でも女の子でもどちらも使えるホワイトを加えることで、男の子はブルー、女の子はピンクという既成概念を敬遠するユーザーにも受け入れられるようにした
photophoto
photophoto
photophoto サイズも812Tとほとんど同じで、子どもの手になじむコンパクトさは変わらない。背面にあるブザースイッチの色は、本体よりも濃い色を採用し認識性が向上した

 サイドキーやmicroSDスロット、イヤフォン端子、充電端子などのレイアウトは812Tと同じだ。デザインは、丸っこい柔らかなイメージは残しつつ、防犯ライトや背面のブザースイッチのカットラインを直線ですっきりとまとめた。また、前作では背面のブザースイッチに専用のリングフックが付いていたが、820Tでは一般的なストラップの取り付け部と同じような穴で、デザインをすっきりさせるのに一役買っている。ただし、ここはあくまでも防犯ブザーを作動させるためのものであり、ネックストラップなどを取り付けてぶら下げたりするとブザーが鳴動してしまう。そのため、ヒンジ部にストラップホールを用意している。ダイヤルキー側のレイアウトやデザインにも変更はなく、812Tからのマイナーチェンジといってもいいだろう。

photophoto microSDスロットとイヤフォン端子は本体左側面に配置。microSDスロットのカバーは背面まで回りこんで大きく開くタイプとなっていて開けやすい(左)。324万画素のCMOSセンサーを使ったメインカメラなどは812Tから変更はない。横にある撮影ライト、マクロ切り替えスイッチなど、背面はまったく812Tと同じだ(右)
photophoto 背面のスイッチをスライドさせるかストラップを引くと大音量の防犯ブザーが鳴動すると、同時に前面のライトが激しく点滅を始める(左)。前面の防犯ライトは右側面の「ライト」キーを押すことで、連続して30分間点滅してマーカーの役割を果たし、塾帰りなどの夜道を歩くときにクルマからの発見を促してくれる。また「イルミ」キーを押せば、さまざまなパターンで点滅をして、子どもを楽しませてくれる(右)
photo ダイヤルキーは812Tから変更はない。東芝製端末によく見られる柔らかなカーブを描くドーム状のキーとなっている

 820Tは812Tのマイナーチェンジ版ということもあり、機能面で変更はほとんどない。児童の学校生活で役立つ時間割やスケジュール帳などがある点も同じだ。

 子ども向け端末ということで防犯機能も充実している。防犯ブザーの鳴動と連動して、保護者などに電話またはTVコールをかけると同時に位置情報付きメールが最大5件まで送信できる。「位置ナビ」にも対応しており、ソフトバンクの3G携帯電話やPCから820Tの位置が検索可能。あらかじめ設定した場所に到着/出発したことを登録したあて先に通知する「イドコロメール」も812Tから継承する。

 一方、子どもが勝手に携帯電話を使うことを制限する機能も充実する。発信先やメールの送信先を、登録した特別連絡先登録者またはアドレス帳登録者のみに制限する「発信先設定」や、1カ月に利用できる通話時間、メール送信件数、パケット通信量を設定できる「使いすぎ防止」機能、設定した時間帯は通話やメール、Web接続などを制限する「時間帯制限設定」など、携帯電話を持っているために親が心配することを解消できる機能を満載する点も変わらない。

 ソフトバンクモバイルの東芝製端末にあるキャラクターといえば「くーまん」が有名。設定をしておけば待受画面などに常に登場して、ユーザーに話しかけてくる。さらに、「くーまんの部屋」も用意する。

photophoto 壁紙にはハローキティやスヌーピーといったキャラクターを貼り付けることが可能
photophoto メニュー画面は女の子向けのピンク系(左)、男の子向けの青系(右)が選べるのに加え、くーまんバージョンもある。また、これらメインメニューは制限レベルに応じて表示される機能が変えられる
photophotophoto 東芝製端末の人気コンテンツ「くーまんの部屋」。くーまんが住む部屋にお邪魔して、くーまんと会話したり一緒に遊んだりできるコンテンツ
機種名 820T
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約49×97×23ミリ
重さ 約116グラム
連続通話時間 約220分
連続待受時間 約500時間
アウトカメラ 有効約324万画素CMOS
インカメラ 有効約32万画素CMOS
外部メモリ microSD(別売り、最大2Gバイト)
メインディスプレイ 約2.4インチ(240×320ピクセル)TFT液晶、約26万色
サブディスプレイ
主な対応サービス・機能 イドコロメール(簡単お知らせメール、出発お知らせメール・到着お知らせメール)、発信・使用量・時間帯制限、ミュージックプレーヤー(着うたフル)、S!GPSナビ、フィーリングメール ほか
ボディカラー フラワーピンク、スノーホワイト、ジェットブルー

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る