ユーザーが抱く端末メーカーのイメージは
国内外から多種多様な端末が日本市場に投入される中、ユーザーは端末メーカーに対してどんなイメージを抱いているのか――。ネットエイジアが端末メーカーのイメージ調査を実施。シャープは“かっこいい”、LG電子は“チャレンジャー”などといったイメージがあるようだ。
ネットエイジアは2月21日、「ケータイメーカーイメージ」に関する自主調査の結果を発表した。調査は15歳から39歳のケータイユーザーを対象に、1月18日から同21日まで実施したもので、回答サンプル数は466名。
同調査によれば、メーカーイメージに最も当てはまると思うワードを聞いたところ、全体的に外資系メーカーを除き1位のワードは“信頼できる”と“実用的”というグループに大別された。イメージの1位が“信頼できる”という回答を得たメーカーはパナソニック モバイルコミュニケーションズ、NEC、三菱電機、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、富士通、東芝の6社で、イメージ1位が“実用的”のメーカーは京セラ、日立製作所、カシオ計算機、三洋電機の4社。
外資系メーカーのノキア、Samsung電子、Motorolaは“国際的”というイメージが最も高かったが、LG電子は“チャレンジャー”が1位。シャープは他のメーカーと傾向が異なり、唯一“かっこいい”というイメージが1位となっている。
なお、2007年9月に行った同様の調査と比較して、イメージの1位ワードが変化したメーカーはシャープ、三洋電機、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの3社だった。
端末イメージについては、日立製作所、カシオ計算機、三洋電機、NEC、三菱電機、富士通、東芝の端末で、“実用的”というイメージがトップとなっている。“デザイン性が高い”イメージが強いのは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ、京セラ、シャープの4社で、これは前回と同じ結果。外資メーカーの4社は“個性的”なイメージが最も強いという。
メーカーの広告やCMイメージについて選択式で回答してもらったところ、全体的に“印象がない”“分からない”との回答が多い。択肢の中では各メーカーとも“印象に残る”という回答がトップで、特に回答比率が高いメーカーは、41.0%のパナソニック モバイルコミュニケーションズ、33.0%のシャープ、それぞれ26.6%のNECと東芝、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの25.3%となっている。
現在利用しているケータイ端末の満足度については、不満が多かったのは「バッテリーの持続性」「プリインストールの着信音」「プリインストールのゲーム」「プリインストールの待受画面」が上位を占めた。デザイン面に関しては満足度が高かったが、「薄さ」に関しては不満が20.6%となっている。
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