ニュース
iモード普及の立役者、夏野剛氏がドコモを退職するとの報道
一部報道機関は3月28日、NTTドコモの執行役員 マルチメディアサービス部長の夏野剛氏がドコモを退職する、と報道した。
日本経済新聞は3月28日、「NTTドコモの夏野剛氏が4月末でドコモを退職する」と報じた。ドコモの広報部では「人事のことなので何もコメントはできない」としている。
夏野氏は、現在ドコモの執行役員 マルチメディアサービス部長を務めており、iモード普及の立役者。1997年にドコモに入社し、榎啓一氏、松永真理氏らとともにiモードを立ち上げ、データ通信サービスによってドコモの躍進をもたらした。
iモード以外にも、iチャネルやおサイフケータイ、iD、DCMXなどさまざまなサービスの開発に携わっている、ドコモの携帯電話サービスとは切っても切れない人物。新製品発表会などにもよく登場する“ドコモの顔”といえる存在だ。
関連記事
- 「夏野剛」最新記事一覧
- Googleのサービスが次々とiモードにやってくる――ドコモの夏野氏
「検索やマップだけにとどまらず、Googleが持つあらゆるサービスとの連携を図る」――。ドコモでマルチメディアサービス部長を務める夏野氏は、 Googleとの提携の趣旨をこう説明する。Googleアプリのiモード対応に積極的に取り組むとし、Androidケータイの開発にも意欲を見せた。 - 2代目キッズケータイは「親バカが集まって作りました」――ドコモの夏野氏
ドコモの夏野剛氏、デザイナーの佐藤可士和氏、プロデューサーの秋元康氏、キッズアドバイザリーボードメンバー、そして初代キッズケータイユーザーの親たち――。子供を持つ親たちの声を聞いて機能を強化したのが2代目キッズケータイ「F801i」だ。夏野氏いわく、「親バカが集まって作りました」 - どうぞご心配なく――“エイリアン夏野”が明かすドコモの次世代戦略
日本は特異に進んだ携帯市場を持つが世界のトレンドを先取りしている――iモードを生んだドコモの夏野氏が、同社の次世代戦略について講演を行った。通信通話から生活の場へ進出したケータイの未来とは。 - 「他社にはマネしにくいサービスで“反撃”に出る」──ドコモの夏野氏
複数番号所持サービスのほか、音楽定額制サービスも利用可能となり、機能に加えてサービスも大きく進化した904iシリーズ。ドコモの夏野氏は「904iで“反撃”に出る。他社にはそう簡単にはマネできないサービスも展開する」と夏商戦向けモデル投入にあたり、鼻息荒く宣言した。 - 903iで「攻めるドコモになる」――夏野氏
GPS搭載やFeliCaチップのバージョンアップなど、共通機能が大幅に強化された903iシリーズ。多彩な端末を揃え、MNPでドコモは“守り”ではなく“攻め”に徹する、と夏野氏は話す。また、Edyがプリインストールから外れたことも明らかになった。 - 発表間近か? ドコモ夏野氏が「703i」シリーズを“チラ見せ”
903iシリーズの発表会に登壇したNTTドコモの夏野氏は、今冬登場する次期703iシリーズを一部披露した。かなり薄型の端末のようだ。 - 夏野氏が明かした「900iシリーズ」誕生秘話
iモードチームが初めて手がけたFOMA──900iシリーズ。発売時期を伸ばしても、究極の“マルチメディア端末”を作ろうとした背景には、最後の集大成……という思いがあったのかもしれない。 - iモードサイト大賞決まる。大賞は「AD乗換案内」
iモードサイト大賞の受賞式が行われた。審査委員長である松永真理氏や、iモードビジネス部のコンテンツ担当部長である山口善輝氏も登場。200人近くのiモードサイト関係者で賑わった。 - ドコモ東海にとって、MNPは千載一遇のチャンス――榎啓一社長に聞く
ドコモが全国で唯一、シェア50%を割り込んでいるのが東海エリアだ。このドコモ東海を率いているのが、“iモードの育ての親”ともいえる榎啓一氏。MNPでシェア50%越えを目指す、という榎氏に勝算を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.