無線通信技術の最新トレンドを紹介――ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2008、5月に開催
独立行政法人情報通信研究機構とYRP研究開発推進協会、YRPアカデミア交流ネットワークは4月17日、無線通信技術の最新トレンドを披露する「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2008」を5月に開催すると発表した。ブロードバンドフォーラムでは、ドコモやKDDI、インテル、NECのキーパーソンが講演を行う。
独立行政法人情報通信研究機構とYRP研究開発推進協会、YRPアカデミア交流ネットワークは4月17日、無線通信技術の最新トレンドを紹介する「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2008」を開催すると発表した。5月13日、14日の両日、パシフィコ横浜で開催する。
同イベントは、今年で3回目となる無線通信技術・研究開発の専門イベント。約50の機関が参加する展示交流会や7つのテーマによるコンファレンスプログラム、17機関が参加するアカデミアセッションで構成される。
コンファレンスプログラムでは「ブロードバンドモバイルフォーラム」「光外部変調器とその放送・通信への応用」「高効率アンプの開発」「放送技術と通信技術の連携フォーラム」「Cognitive Radioフォーラム」「技術チュートリアル」「テストベッドフォーラム」の7つのテーマに基づく講演が行われ、ブロードバンドモバイルフォーラムにはNTTドコモ、KDDI、NEC、インテルらのキーパーソンが登場。放送技術と通信技術の連携フォーラムでは、フジテレビジョンのISDM-Tマルチメディアフォーラムで幹事長を務める岡村智之氏が次世代マルチメディア放送の「ISDB-Tmm」について講演を行うほか、クアルコム ジャパンで標準化担当部長を務める内田信行氏がMediaFLOの標準化動向と技術概要を開設する。
参加料金は一部の有料コンファレンスを除き無料。無料での参加に当たっては、同イベントサイトからの事前登録が必要となる。
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