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名古屋のタクシー3社、QUICPayとiDの共用端末を導入
名古屋のタクシー会社3社が、7月10日からQUICPayとiD両方を使える共用端末を導入する。名古屋地区のタクシーがFeliCa決済を導入するのはこれが初めて。
トヨタファイナンスと三井住友カードは7月3日、名古屋近鉄タクシー、東和交通、宝交通の3社がQUICPay(参照記事)とiD(参照記事)を導入すると発表した。7月10日以降、7月末まで順次導入していく。
QUICPayとiDは共に、非接触IC(FeliCa)を利用したクレジット決済サービス。QUICPayは主にトヨタファイナンスやJCBが、iDは主に三井住友カードやNTTドコモが推進している。名古屋エリアのタクシーに非接触IC決済サービスが導入されるのはこれが初めて。
事業者名 | タクシーブランド | 導入台数 | 利用開始日 |
---|---|---|---|
名古屋近鉄タクシー | 名古屋近鉄タクシー | 約300台 | 7月10日(全車両搭載済み) |
東和交通 | 東和交通 | 約200台 | 7月10日(全車両搭載済み) |
宝交通 | 宝タクシー | 約500台 | 7月10日以降順次(7月末までに全車両で搭載完了予定) |
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