ケータイゲームの利用経験、10代から30代は9割超
MMD研究所がケータイゲームの利用動向に関する調査結果を発表。10代から30代のケータイゲーム経験率は9割に達し、空いた時間に手軽に遊べるテーブルゲームの人気が高い。
MMD研究所は8月26日、「第2回 携帯ゲームに関する利用動向調査」の結果を発表した。調査は8月1日から同7日まで、インタースコープが運営する“モンキータウン”など計15社、16携帯サイトの協力をうけて実施したもので、有効回答数は2040人。
同調査によれば、携帯電話でゲームをしたことがある人は90.6%、経験のない人は9.4%と、圧倒的に携帯ゲーム利用経験者が多かった。年代別では10代から30代前半の利用経験率が9割以上となっている。
携帯電話でのゲーム経験者を対象に、携帯電話でよく利用するゲームジャンルを聞いたところ、「トランプ・麻雀等のテーブルゲーム」が45.7%と最も多く、「ロールプレイングゲーム」が35.6%、「脳を鍛える系のパズルゲーム」が35.1%と続いた。男女別で見ると、上位3位は男女ともにジャンルに変動はなかったが、3位以降、男性では「ギャンブル系ゲーム」「スポーツゲーム」が、女性では「育成シュミレーションゲーム」「恋愛シュミレーションゲーム」が挙げられた。
携帯電話でゲームをしたことがある人を対象に、この1カ月間でもっとも利用時間が長いゲームの種類を調査したところ、「携帯電話」が61.8%で最多。以下「ポータブルゲーム機」が15.0%、「据え置きゲーム機」が12.2%、「PC」が11.0%と続いた。年代別では、10代から30代は「携帯電話」という回答が約6割なのに対し、40代以上は7割以上という結果が得られた。
今後の携帯電話での利用意向を調査したところ、「今後携帯電話でゲームをしようと思う」が77.9%、「今後携帯電話でゲームをしようとは思わない」が22.1%となった。男女別では、男性より女性の方が、今後の利用意向が高かったという。
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