20代の3割超が「固定電話を導入していない」
アイシェアが、固定電話に関する意識調査の結果を発表。自宅に固定電話を導入しているケータイユーザーは85.2%となっているが、20代の34.7%、30代の15.5%が「導入していない」と回答している。
アイシェアは9月18日、「固定電話に関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月2日から同4日まで、同社の無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施したもので、有効回答数は412人。
同調査によれば、自宅に固定電話を「導入している」ケータイユーザーは85.2%、「導入していない」は14.8%。非導入率を年代別に見ると、20代が34.7%、30代が15.5%、40代が2.9%と若い世代ほど固定電話を導入していないユーザーが多い。
固定電話導入者の「一番の利用目的」は、「通話(固定電話間)」が52.4%。以下「ネット」が17.1%、「FAX」が11.4%と続いており、導入している人の半数近くは主に固定電話間の通話以外で利用している。性別・年代別に見ると、男性と30代の約2割は「ネット」が第一目的で、40代は3割以上が「FAX」と「ネット」で利用している。固定電話と携帯電話については、2割以上が「固定電話はインターネット利用のため渋々利用」か、「携帯電話があるから固定電話は解約を考えている」と回答した。男性と30代では、5人に1人が「固定電話はインターネット利用のため渋々利用」しているという。
固定電話を導入していない人に、月額基本料などが安くなったら固定電話を導入したいと思うかを聞くと、「安くなっても導入しない」が77.0%となった。特に女性では8割以上、20代では9割以上が「安くなっても導入しない」と回答している。また、全員に固定電話の今後をたずねると、24.3%が「なくなると思う」と回答。男女別では男性が27.0%、女性が21.3%となった。固定電話の非導入率の低い40代でも、19.2%が「なくなると思う」と答えており、固定電話の価値は今後さらに低下していく可能性が高いといえそうだ。
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