第5回 “ペースメーカー”モードで世界に挑戦、即玉砕:Sportio&au Smart Sportsロードテスト(2/2 ページ)
ようやく“やる気”になってきた、au Smart Sportsによるメタボ対策。今回はアドバイスとともに一定のペースに沿って走れるようサポートしてくれる「ペースメーカー」と、テンポに合わせて気持ちよく走れる「BEAT RUN」、2つの特徴的な機能を実践してみた。
リズムに合わせて音楽がステップ──ゲーム感覚で楽しく走れる「BEAT RUN」
もう1つのモード「BEAT RUN」は、2008年6月に行われたRun&Walkアプリのバージョンアップで新たに追加された機能だ。
BEAT RUNモードで起動すると、ワークアウトの開始とともにテンポのいいビートが聞こえてくる。このリズムに合わせてウォーキングやランニングのステップを踏んでいくという仕組み。一定のペースで続けていると、やがて「イエーイ」という音声とともに音楽のトラック数が増え、次第にノリノリになっていく。それまでドラムだけだったところにベースが加わり、さらにメロディーも加わって曲になっていくといった感じだ。「イエーイ」のかけ声とともにともに音楽はますます派手になり、同時に画面デザインもさらにカラフルになる。
LISMOプレーヤーで好きな曲を聴きながら走るのもいいが、BEAT RUNは曲のリズムと自分の走るステップを同調できるので、意外に気持ちよく走れるのがよい。「リズムに合わせよう」と思う方に意識が向くので、「疲れる、しんどい、つらい、やめようかな」などとネガティブに感じにくくなるようだ。
リズムが乱れると「ガンバレー」と音声で励まされ、もっと“ノリ”をよくするためにゲーム感覚でステップアップが図れる楽しみもあるなど、ワークアウトを飽きさせず盛り上げる工夫がなかなか優秀だ。1曲をクリアすると次の曲、さらに次の曲も、と欲が出るので、気がつくと結構長い時間が経っていたりする。これは効きそうだ。
BEAT RUNモードは、2008年9月現在はモーションセンサーを搭載するSportioとG'zOne W62CA、W64SAの3機種で利用できる(今後の新機種でもっと対応機種は増えると思う)。プリセットされている「はじめてのBEAT RUN」のほか、au Smart Sportsのサイトでビートデータを最大3つまでダウンロードして登録しておける。
2008年9月現在、利用できるビートはプリセットの「はじめてのBEAT RUN」を含めた全11タイトル。このうち5タイトルがウォーキング用、5タイトルがランニング用のビートになっている。ビートデータは試聴できず、まだ数も少ないのは今後に期待したい。また、これらに加えて、ビートデータの自作や既存データのカスタマイズ、自作ビートの共有コーナーなどといった要素も加わるとさらに楽しくなりそうだ。
(次に続く)
Sportio&au Smart Sportsロードテスト
- 第1回 「楽してメタボを解消したい」──そんな2008年夏
- 第2回 Run&Walkの基本機能を教わって“やる気”を出す──エド・はるみさんもやっているし
- 第3回 「NIKE+」との比較で感じた、au Smart Sportsの注意点
- 第4回 過去「運動三日坊主」だった理由が、少し分かった──「パーソナルトレーナー」で
- 第5回 “ペースメーカー”モードで世界に挑戦、即玉砕
- 第6回 意外に続けられたのは、なぜか
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