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前機種よりはかなりマシ? ただ、画質が同クラスのケータイより劣るのは悲しい──「WILLCOM 03」:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)
ダイヤルキーと十字キー表示が切り替わる“イルミネーションキー”が特徴のウィルコムの新スマートフォンが「WILLCOM 03」。カメラスペックは200万画素CMOS+AF付きになり、前機種のAdvanced/W-ZERO3[es]よりかなり向上したのもポイントだ。ではその“写り”はどうか。動画サンプルなども交えてカメラ機能をチェックしていこう。
次は室内の作例を。撮影モードはすべてオートで行った。
さらに室内マクロを2点。
いずれにせよ、いまひとつ“しゃきっ”としない写り。こちらもやや残念なできといえよう。
全体的に、まだあと一歩
さてWILLCOM 03のカメラは、前モデルより画素数が増えてAFも備えたのはよい。Advanced/W-ZERO3[es]のカメラと比べると、ディテールの描写力はかなり向上した。
ただ、同じシャープ製の他キャリア向けケータイのカメラと比べると絵のできはかなり劣る。例えば同じ200万画素でも「インターネットマシン 922SH」(カメラレビュー参照)の絵の方が色鮮やかで、もう少ししゃきっとした写りだったと思う。
写真や映像の撮影がウリの端末ではないのは分かっている。ただ、もはやこの2つは携帯やスマートフォンの必須機能である。写真はBlog用に使うシーンなども多いだろうし、そろそろもう少し軽快に、かつシャキッとした絵が撮れるようになってくれればと思うのである。
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