KDDI、「iPhone 3G」からのメール受信環境を改善──一括指定受信でi.softbank.jpに対応
KDDIは10月21日、iPhone 3G専用メールサービス用のドメイン「i.softbank.jp」を、ソフトバンクモバイルからのメールとして受信可能にすると発表。11月14日から適用する。また文字コードがUTF-8のメールを、文字化けせずに受信できるようにする。
KDDIは10月21日、ソフトバンクモバイルの「iPhone 3G」向けに提供されているメールアドレス「xxx@i.softbank.jp」からのメールを、ソフトバンクモバイルからのケータイメールとして受信できるように仕様変更すると発表した。適用は11月14日から。
これまで、i.softbank.jpドメインからのメールは、KDDI側でインターネットメールとして処理していたため、迷惑メール防止機能「一括指定受信」で、携帯電話やPHSからのメールだけを受信するような指定をしていると、iPhone 3Gから送信されたメールが受信できなかった。しかし、11月14日以降は、ソフトバンクモバイルからのメールと認識されるため、こうした迷惑メールフィルタを利用していても問題なく受信可能になる。逆に、インターネットメールの受信を許可していて、ソフトバンクモバイルからのメールを受信拒否している場合は、11月14日以降は受信できなくなる。
またKDDIでは、今回の改修に合わせ、文字コードにUTF-8が使われているメールを受信した場合でも、端末側で文字化けせずに正常に閲覧できるよう、システムを改修する。UTF-8は、一部のスマートフォンや特定のシステムなどから送信されるメールで利用されており、これまではauケータイで正しく閲覧できない場合があった。EZ WINコースとEZwebmultiコースのユーザーは10月29日から、KDDI Business Outlookのユーザーは11月12日から対応予定だ。
なおNTTドコモも、11月20日からi.softbank.jpドメインからのメールをインターネットメールではなくソフトバンクモバイルからのケータイメールとみなすよう、仕様を変更する旨を明らかにしている。
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