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調査リポート

約7割が“勤務中にケータイで私用メール”

HDEが勤務中のプライベートメールのやりとりに関する実態調査の結果を発表。勤務中の私用メールは、PCよりケータイを利用する人が多く、携帯のほうがプライベート色が強い傾向にあるという。

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 HDEは1月27日、勤務中のプライベートメールのやりとりに関する実態調査の結果を発表した。調査は2008年12月24日と25日の両日、ビジネスで電子メールを利用している人を対象に行ったもので、有効回答数は515人。

 同調査によれば、勤務中に職場のPCを利用して「プライベートメールをする」と回答した人は54.2%、「プライベートメールをしない」が45.8%となった。私物の携帯電話利用では、71.8%が勤務中にプライベートメールをしていると回答している。なお、職場のPCでプライベートメールを送受信するツールは、「Yahoo!メール」「Microsoft Outlook Express」「Microsoft Office Outlook」が上位となった。

 勤務中に職場のPCを利用してプライベートメールをするかどうかを役職別に聞いたところ、プライベートメールをすると回答した割合は「一般社員」が52.1%であるのに対し、「経営者/役員」が86%、「部長」が71%となった。

 勤務中にプライベートメールをする相手は、職場のPC利用では「職場の仲間」が52.7%、「プライベートな友人・知人」が45.9%と並んだ。私物の携帯電話利用では「プライベートな友人・知人」が65.9%、「配偶者」が52.2%となり、よりプライベート色が強い傾向がうかがえた。

 職場のPCを利用したプライベートメールについては、「就業規則などで禁止されている」が20.6%、「規則ではないが暗黙のルールで禁止されている」が27.8%と、約半数の職場が何らかの形で禁止していることが分かった。他方で「禁止されるような制限はない」という職場も45%となった。

 職場のPCを利用したプライベートメールについて、規制/監視するシステムを職場が導入している割合は14.7%、導入していない割合は67.7%で、「分からない」という回答は17.6%だった。また、規定や監視システムの導入がプライベートメールに影響するかどうかを聞くと、就業規則で禁止された場合「プライベートメールをやめる」という回答が64.5%となり、システムによる監視ではやめるという回答が74.4%に達した。

 なお、勤務中にプライベートメールをしない人に理由を聞くと、職場のPC、私物の携帯電話ともに「良識的に許される行為ではないから」という回答がほぼ半数を占めた。

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